本日8月24日付の読売新聞の記事によりますと、
東芝が裸眼のままで見られる3Dテレビを
年内に発売するそうです。
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東芝、メガネ不要の3Dテレビ年内に発売へ 東芝は23日、立体(3D)映像を裸眼で見られるテレビを世界で初めて年内に発売する方針を明らかにした。
これまで電機各社が発売した3Dテレビはいずれも専用のメガネが必要だったが、東芝が裸眼3Dテレビを投入することで、市場が活性化しそうだ。
発売するのは、画面サイズ21型を中心に3タイプ。年末商戦に向け、準備を進めており、価格は数十万円になるとみられる。
これまでの3Dテレビは、左目用と右目用の二つの映像を高速で連続して表示することで、見る人の脳内で立体的な映像を再現させていた。専用のメガネを使って、右目用の映像が映る時は左目が見えず、左目用が映る時は右目が見えなくなり、物の奥行きを感じる仕組みだ。
東芝が開発した「インテグラルイメージング方式(光線再生方式)」は、角度が異なる多数の光を出すことで、専用のメガネがなくても、脳内で立体的な映像を再現することができるようにした。見る人が位置を変えても立体的な映像を楽しめ、画像も自然で目が疲れにくいという。
精細度が低くなったり、動きが激しい映像を再現しにくくなったりする裸眼3D映像の弱点を克服するため、高精細なパネルを使用する。3D対応の映像なら、ハイビジョン映像を含め、すべて再生できる。
3Dテレビはパナソニックが今春から発売を始め、国内電機各社が次々と投入している。電機各社は今年を「3Dテレビ元年」と位置づけ、新たな主力商品として期待していたが、専用のメガネが必要となることなどから、売れ行きは伸び悩んでいた。調査会社GfKジャパンによると、8月9~15日の全薄型テレビの販売額に占めるシェア(占有率)は2・3%にとどまる。
(2010年8月24日 読売新聞)
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なかなかに「未来は今」な内容ですね。
「見る人が位置を変えても立体的な映像を楽しめ」
ということは見る角度に強いという意味でしょうから
斜めから見ても、寝転がって見ても、立体になる
ということなのでしょうね。
家庭でテレビを見るのに正面に座って見なければ
ならないとか、専用メガネを付けなくてはいけない、
なんてのは、ナンセンス以外の何者でもありませんからねぇ。
映画館では許される事も、生活の中でそんな制約があったら
一般層には絶対、普及しませんよ。
方式がアナログからデジタルになったって、
ながら見したり、寝転がって見られないテレビなんて
テレビじゃありませんから。
ただ、21型中心の3モデルというラインナップが、
よく分かりませんね。
立体テレビと云えば、42型以上の大画面TVが主流。
それなのに21型中心となると、フルハイビジョン
に「対応」とは云うものの、実際の表示解像度は
720p程度なのかもしれませんね。
また、21型でも高額になるので、大型化が難しい、
ということなのかもしれません。
まあ、詳しい事は発売直前にならないと分かりません
ので、今は勝手な想像しか出来ませんが・・・。
個人的には、コンテンツもないのに高額で、
肝心の立体感にしてもまだまだ書き割りの印象が強い上に
健康や幼児の脳の発育に対する悪影響も懸念される3Dテレビ
なんて、まだしばらくは要らないと思っていましたが、
しかしまあ、裸眼の3Dテレビが販売されるという
流れ自体は歓迎すべきことなのでしょう。(苦笑)
早々と専用メガネ付3Dテレビを買ってしまったマニアさん達には
ちょっと気の毒なニュースかもしれませんけどねw。
話は変わりますが、予約していた
25日発売の「タイタンの戦い」が先ほど届きました。
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タイタンの戦い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)◎
映画『タイタンの戦い』オフィシャルサイト今月に入ってからだと思いますが、
amazonの予約ソフトの発送日が、発売日前々日になり、
一般ショップの店頭販売の場合と同じように、
発売日前日の午後には入手出来るようになった
みたいですね。
(首都圏にお住まいの方だけかもしれませんが・・・)
ますます便利になり、良いことだと思います♪
※25日追記※
この記事に対して早速東芝からコメントが出ています。
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東芝、「裸眼3Dテレビ年内発売」報道にコメント -AV Watch今回記事になったこの21型の裸眼3Dテレビ
ってのは、今年の4月末に東芝モバイルディスプレイが
米国シアトルで5月末開催される「SID 2010」で
展示すると発表した、これ(↓)が原型のようです。
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東芝モバイルディスプレイ株式会社 2010.4.27
21型裸眼式高精細立体表示ディスプレイの開発
- 眼鏡なしで臨場感のある立体映像を表示 -●
東芝、「見えない部分が見える」3Dディスプレイを開発 -AV Watch
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