米国の特撮映画 Cinema Kingdom Blog

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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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米国の特撮映画

そもそも70年代末になるまでは、SF映画やホラー映画、
モンスター映画なんてジャンルは、一部の例外を除いて
ほとんどがB級(あるいはそれ以下の)映画だったワケです。
品位と興行成績を重んじる一般の劇場ではかけてもらえず、
もっぱらドライブインシアターを中心に上映されました。

製作をする側だって、
ドライブインシアター専門の弱小スタジオなどが中心に
超低予算で作っていたりしたものなのです。
(エド・ウッドもそのひとり)

日本の「ゴジラ」シリーズがあれほどアメリカで有名なのも
60年代から70年代の始めにかけて、B級・C級映画として
各地のドライブインシアターで英語吹替え版がさかんに上映
されていたからです。

50年代と云えば、冷戦の始まりと共に
SF小説の世界では数々の傑作が生まれた時代ですが、
特撮技術が稚拙で、大根役者が目立った50年代のSF映画は
一般には幼稚で子供向けだと見られていたのです。
当時の子供たちや若者からは大きな支持を受けていましたが、
メジャースタジオにとっても「SF映画はハイリスクだから、
低予算で」というのが共通認識でした。

SF映画の金字塔、キューブリックの「2001年 宇宙の旅」が
公開されたのが1968年ですが、これも始めは評判が悪く、
難解だということで期待されたほどはヒットしませんでした。

「スター・ウォーズ」が製作されたのは75年頃ですが、
この当時ですら、SFだからとメジャースタジオの多くは
「スター・ウォーズ」に資金提供するのを断りました。
配給が20世紀FOXに決まり、いよいよ公開となった時も、
各地の映画館のオーナーは「SFなんか当たらない」と
上映を渋ったため、FOXは他の作品と抱き合わせる形で
売り込みをしなければなりませんでした。

「2001年 宇宙の旅」の特撮スタッフの多くが製作に参加し、
特撮技術に革命を起こした「スター・ウォーズ」が
ルーカス自身も驚くメガヒットとなってはじめて、
この手の特撮映画にも充分な予算が注ぎ込まれるようになり、
メジャースタジオの超大作としてのSF映画、パニック映画が
公開されるようになったのです。

その頃から過去のSF映画の再評価も始まりました。
「地球の静止する日」、「遊星よりの物体X」、
「禁断の惑星」、「宇宙戦争」、「光る眼」…などなどです。
ルーカスやスピルバーグ、ジョン・カーペンター、
トビー・フーパー、ジョー・ダンテ、ジョン・ランディス
などの新世代監督や、優秀な若手SFXスタッフたちの多くが
子供の頃に夢中になり、大きな影響を受けていた作品
でもありました。

メジャースタジオが積極的にSF、ホラーを中心にした
特撮を売り物にした映画を製作するようになったのは、
こうした団塊の世代の人材が映画産業に入って来て、
「低予算の自主制作映画でもヒットを飛ばせる」と証明した、
70年代後半以降ということになります。
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[ 2005/07/03 02:23 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
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