トラ・トラ・トラ!(製作40周年記念完全版) [Blu-ray] Cinema Kingdom Blog

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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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トラ・トラ・トラ!(製作40周年記念完全版) [Blu-ray]

トラ・トラ・トラ!(製作40周年記念完全版) [Blu-ray]
を土曜日にヤマダで買って来ました。

なんで発売済みのこのBDを唐突に?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、お買いになった方々の評判が良いので
いつか買おうとamazonのカートに放り込んでいたのですが
いつの間にか「在庫無し」になってしまい、
転売屋が1万近い値段を付けていたのに気付いた
からなのです。(苦笑)

しかし「4000セット完全生産限定」と云いましても
日本ではまったく売れていないセルBDの事ですのでw、
ヤマダかコジマまで行けば、買えるのは確実だろうと思い、
行ってみますと、案の定、3枚もありましたw。
そこで現金とTZ7を買った時の残りのポイント分を
全て使って購入して来たのです。


トラ・トラ・トラ!(製作40周年記念完全版) [Blu-ray]










「トラ・トラ・トラ!」には、日本公開版とUS公開版の
2つの編集ヴァージョンが存在します。
「トラ・トラ・トラ!」の国内盤BDは2008年の4月に
すでにリリースされておりますが、こちらは
通常版のDVDと同様にUS公開版のみの収録でした。

ただ、日本公開版だけにあったシークエンスは、
既に、2008年12月に発売された国内盤DVD、
「トラ・トラ・トラ! コレクターズ・ボックス (3枚組)」
や、2009年8月に発売された
「トラ・トラ・トラ! (特別編)」に収録されていました。
このBDの映像特典(約20分の「屈辱の日」のみ初収録)や
リチャード・フライシャー監督と日本映画評論家による
音声解説(アメリカ劇場公開版のみ)なども、基本的には
そのDVD版のものを流用しています。

ただ、今回のこの「製作40周年記念完全版」BDには、
新たに日本語吹替が収録されている他、英語音声が
DTS-HD Master Audio 5.1chで収録されていることと
48ページ特製解説本が封入されていることに加え、
US公開版と日本公開版が両方、オリジナルアスペクト比
のまま、1080p収録されています。
その点で、数ある「トラ・トラ・トラ!」ソフトの中でも
決定版と云っていい内容だと思います。

映画の詳しい内容については、
以下の「Wikipedia」をお読みいただけば
よく分かると思いますし、黒澤監督の降板劇についても
昔書いた記事で触れておりますので割愛しますw。

トラ・トラ・トラ! - Wikipedia
黒澤明vs.ハリウッド Cinema Kingdom Blog

飛行場の爆破シーンで予期せぬ事故が起こり、
スタントマン達が必死に逃げ惑う姿が
そのまま活かされているアクションシーンや、
空中戦のシーンなどは実写だけが持つ迫力と
リアリズムに満ちていて、素晴らしいですね。
なんせ、死人が二人も出た作品ですからね。

なお、黒澤監督側の要請により
クレジットには名前がありませんが、
この作品の冒頭に登場する実物大の2隻の
空母戦艦のセット監修をしたのは黒澤さんですし、
脚本(黒澤さん、小国英雄、菊島隆三、
ラリー・フォレスターによる共同脚本)も
黒澤版の決定稿が、ほぼそのままの形で使われています。
実際、黒澤さんは撮影前の脚本執筆や資料集め、
戦艦のセットの建築などのプリプロダクション段階で
かなり莫大な予算を使っていたようですね。
現場の最高責任者であったエルモ・ウィリアムズや
リチャード・フライシャー監督は、どんな映画も
決まった予算内、予定の期日内で仕上がることで
知られていたようでしたが、
黒澤監督の降板後にハワイで行われた
真珠湾攻撃の撮影は思った以上に難航し、
予想外の膨大な製作費がかかってしまったようです。
興行も日本では大ヒットしましたが、米国ではコケて
最終的には赤字で終わりました。

「トラ・トラ・トラ!」の話になりますと、
どうしても「黒澤版を観てみたかった」という話に
なりますが、個人的には、
そんなことは端から不可能だったと思います。

黒澤さんの事実誤認、素人を主要キャストに据えたこと、
黒澤組ではない撮影スタッフだった点、
エルモへの不信と確執、ハリウッドの映画製作システムと
日本映画の制作システムの慣習の大きな違い、などなど、
当時の状況を詳しく知るに付け、遅かれ早かれ、
黒澤さんはこの仕事から手を引かざるを得なかった
としか思えません。

東宝は文句を言いながらも現場には介入せず、
予定では3ヶ月で撮り上げるはずだった「七人の侍」を
完成まで1年間もサポートし続けました。
結果、当初の制作予算から考えますと三倍以上の、
邦画史上前例がないくらい巨額な製作費に膨れあがった
わけですが、それでも中止にはしなかったのです。
幸い「七人の侍」は高い評価を得て大ヒットし
誰もがハッピーになりましたが、20世紀フォックスが
東宝のような甘い対応をするわけがありません。

もし仮に、黒澤さんが総監督として日米双方の演出を
担当していたら、第2、第3監督を雇ったとしても
あの脚本の内容から考えて、完成までに少なくとも
2、3年はかかったでしょう。(苦笑)
黒澤さんが居なくても大幅な赤字だった製作費は
フォックスを破産寸前に追い込むのに十分な、
天文学的数字になっていたはずです。
そんな苦労の末に、どうにか完成したとしても
芸術性は高く評価されるかもしれませんが、
奇襲シーンの迫力以外は娯楽色が少ない内容ですから、
世界的な大ヒットもまず望めなかったでしょう。

真珠湾攻撃に至るまでの日米の状況を
平等かつ克明に描いている点で見事な秀作ですが
それでもやはり「トラ・トラ・トラ!」は
最初から黒澤さん向きの映画ではなかったと思います。
当初、米国進出第1弾になるはずだったのに
プリプロダクション段階でつぶれてしまった企画、
サスペンス・アクション映画「暴走機関車」の方が
何倍も黒澤さん向きの素材でした。

ザナックとエルモが、
戦争映画の超大作などではなく、
もっと気軽に撮れる、低予算の娯楽映画の監督として
黒澤さんをハリウッドに招いてくれていたら…、と
想像せずにはいられません。

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[ 2010/02/08 14:14 ] DVD、BD、HD DVD | TB(0) | CM(2)
こんにちわ。
自分もこれからヤマダに行ってきます!(午前中、一個ありました)
DVDトラ・トラ・トラ! コレクターズ・ボックスはもってるんですが、
記事を読んで、やっぱり我慢できなくなっちゃいました。
買ってきま~す。
[ 2010/02/08 16:14 ] [ 編集 ]
どうもすみません。

例の連載記事もいよいよ終盤ですね。
毎回楽しみにして読んでおりますが、
なかなか大変そうですねw。
もういっそ、依頼人に
「後悔したくなかったらあと10万出せ」
と云ってしまったほうがよろしいのでは?
と思ったりもします。(爆)


[ 2010/02/10 13:44 ] [ 編集 ]
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