「七人の侍 [Blu-ray]」、「スラムドッグ$ミリオネア [Blu-ray]」 Cinema Kingdom Blog

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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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「七人の侍 [Blu-ray]」、「スラムドッグ$ミリオネア [Blu-ray]」

10月23日リリースの国内盤2タイトルが
発売日に到着致しました。



七人の侍 [Blu-ray]
スラムドッグ$ミリオネア [Blu-ray]

TOP|AKIRA KUROSAWA THE MASTERWORKS
映画『スラムドッグ$ミリオネア』公式サイト

はじめにお断りしておきますが、
今回はいつにも増して長くなっておりますので
ご覚悟の程を。(汗)


七人の侍 [Blu-ray]

黒澤明監督作品のハイビジョン版は
2006年から2007年に「日本映画専門チャンネル
で初放送されたものを録画しております。
そこで、画質に大差なければ東宝のBD版を
買うまでもないかもしれないと思っていました。

そこで事前の予約はしていなかったのですが、
今月号(2009年11月号)の『HiVi』の128Pの記事、
「日本人なら黒澤作品はBDでこそ観るべきだ」
を読んで、とりあえず「七人の侍」を買って、
今後出る他作品の購入を考えようと、発売日直前に
注文してみました。

HiVi (ハイヴィ) 2009年 11月号 [雑誌]HiVi (ハイヴィ) 2009年 11月号 [雑誌]
(2009/10/17)
不明

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今回のテレシネ・オーサリングを担当したのは
キュー・テックで、「七人の侍」の場合、
フィルム上のキズ・ゴミの修復(レストア)作業に
機械によるオート処理の後、手作業の処理を
24時間三交代で約一ヶ月かけて行ったそうです。
また、エンコードとオーサリングは、同社が開発した
SUPER Hi-Quality BD Master Process FORS system
(Blu-rayマスタリングにおけるデジタル映像・
 音声機器の信号劣化を最小限に留めるため、
 プロセス全体を見直し、マスターテープに記録されている
 映像・音声信号のクオリティを忠実に伝送するシステム、
とのこと)が初めて使用されているそうです。
ビデオ、LD化の時代から「七人の侍」のソフト化や
放送の際は、その度にテレシネ(とオーサリング)が
行われて来たわけですが、その決定版となるのか、
その実力を確かめたかったことが一番大きな購入動機
と云ってもいいでしょう。

※26日追記※

今朝まで知らなかったのですが、
22日付けのAV Watchに、Blu-ray版「七人の侍」
の記事が掲載されていました。
キュー・テックの「FORS system」について
詳しい解説がされております。

“マニアの思想”で生まれたBlu-ray版「七人の侍」 -AV Watch

以前は毎日届いていたAV Watchからのメールが
あちらの方針で廃止されてから、記事更新のチェックが
疎かになりがちであります。(苦笑)

※追記終了※





「日本映画専門チャンネル」のHV放送の際も
新たなマスタリング(ゴミやキズのレストア)が
行われていますので(1080/60iと1080/24pの違いは
ありますが)、その比較をするつもりでおりました。

ところが「七人の侍」東宝BD版を再生してみて
一番印象的だったのは映像よりも音声でしたw。
110度CS版のAAC音声とドルビーTrueHD 5.1Chリミックス
の比較ですから事前に想像は出来ましたが、
思った以上の大差がありました。
もちろん、良かったのはドルビーTrueHDのほうです。

これは以前も記事に書いたのですが、
1954年に製作されたこの作品の音声は、
音質の経年劣化の激しい初期型のアナログ光学記録
のせいもあって、ノイズが多く、セリフも所々、
不明瞭で、非常に聞き取り難いことで有名でした。
それがこのBD音声ではかなり修復されています。
もちろん、元が元ですからかなりナローな音質ですが
バックのヒスノイズが劇的に少なくなり、
台詞はかなり聞きやすくなっておりました。
また、5.1Chリミックスの効果ですが、これは
元がモノラル録音ですから、かなり控えめな印象です。
しかし、そのほうが変な違和感が無いぶん
いい判断に思えます。


次にいよいよ映像面の比較です。
「日本映画専門チャンネル」の
HV版「七人の侍」が放送された時、
僕はまだBDレコーダーを持っておりませんでしたので、
TVのiLINKを介してHDDレコーダーの「I.O DATA
Rec-POT R HVR-HD800R」に録画しました。
もちろんDRモードですからクオリティは放送時のまま
ということになります。
プロジェクタでの再生は、デジタルTVチューナー
「SONY DST-TX1」を介して行いますが、
「TX1」にはHDMI出力端子はありませんので、
プロジェクタの「VW60」とは直にコンポーネント接続で、
音声はAVアンプに光デジタルで接続しております。

その他に、同じハイビジョン版でも
基本的な解像度は「日本映画専門チャンネル」が
1440×1080の60Hzインターレースに対し、
BD版のほうは1920×1080の24Hzプログレッシブ収録
になりますが、「七人の侍」の画角はスタンダード
ですから実質的な解像度の違いはないはずです。
違いは60Hzインターレースか24Hzプログレッシブか、
接続がデジタルのHDMIかアナログのコンポーネントか、
になるでしょう。

はじめに見慣れているHDMIの映像を基本にして、
HDMIの映像とコンポーネントの映像が
なるべく同じ画調になるように画質調整を行いまして、
シンクロさせて同時再生しながら比較しました。
素のコントラスト感、精細感はさすがにBDの方が
優秀でしたが、意外と「日本映画専門チャンネル」版も
頑張っていて、思ったほどの大差にはなっていません。

次に、ゴミやキズのレストア具合についてです。
現存する最良のマスターフィルムは一本だけのようで
両方ともヒゲや現像シミ、ゴミやキズの位置は
まったく同じようでした。
確かにBD版のほうが、より修復が行われている印象でしたが
アンダースキャンをキャンセルして観ていることもあって
レンズの違いによる画角切れや画角端のヒゲなどは
結構残っているのが分かりました。
かなり目立つゴミなどは綺麗に消えている部分も
ありましたし、雨のような擦り傷やホコリなども
全体に目立たない程度に薄くはなっていましたが、
「すべてのゴミやキズ、シミがデジタル修復で皆無に」
と断言できる程のレベルでは、残念ながらなかったのです。
まあ、この辺りは予算の問題もありますから
あまり期待しても酷なんでしょうけどねぇ…。


それから
「AKIRA KUROSAWA THE MASTERWORKS
 Blu-ray CollectionI(7枚組)」の1、2、3セットには
付録としてそれぞれ96ページ程度のブックレット
「製作の現場 黒澤映画の映像テクニック」が
付いているそうです。

これは、かつて僕が記事にしてご紹介した
「レーザーディスク購入者へのプレゼント用
豪華ブックレットを再構成したもの」だそうで、
セットに含まれている7作品分の記事を元のブックレット
から抜き出したもののようです。
「製作の現場」は、LDを複数枚買った場合の
プレゼント特典だった非売品でしたので
お持ちでない方は多いと思います。その為、
ぜひ手元に欲しいと思うファンもいらっしゃるでしょうが、
これはあくまでも定価29,800円(税込)もするセットを
買った場合にのみ付く付録になります。
しかも「豪華ブックレットを再構成」ってことですから、
それを3セット分揃えないと、LD特典の一冊分に
ならないと云うことなのかもしれません。(呆)

また、どうせならBD版にもマトモな映像特典が
欲しかったなぁと思います。
黒澤作品の初のDVDシリーズ
「AKIRA KUROSAWA THE MASTERWORKS」の
映像特典用に制作された、
『創ると云う事は素晴しい』の流用でもよかったので、
何か入れて欲しかったです。
今時、特報と予告編のみってのはねぇ…。

それと、一タイトルあたりで4,935円(税込)
という価格設定は、僕が想像していたよりも
安かったとは云え、半世紀前に作られた白黒作品が
一枚5千円弱という定価で販売されているってのは、
若い映画ファンにはどう映るのでしょう???
50年と云えば、旧著作権法でならパブリック・ドメイン
になっている年月ですからね。
(映画著作物の保護期間は、著作権法の改正で、
2004年1月から公表後70年に延長されています)


まあ、こうやって諸々考えますと
相変わらずの東宝商法という感じですね。(苦笑)

今回のBD版は確かに画質的にも音質的にも
今までの「七人の侍」ソフトの中の最高峰だと思います。
しかし、少なくとも画質面では
「日本映画専門チャンネル」のHV版でも最近人気の
ビデオ・プロセッサー「DVDO EDGE」辺りで調整したら、
BD版とそう差がない映像に追い込めそうな気がしますw。
ほぼ本編のみという残念な仕様ということもあって
今後出るBDソフトも買うかどうかは、かなり微妙ですね。


休日に久々にHV放送版の「七人の侍」を観て
他にも「用心棒」や「隠し砦の三悪人」、「天国と地獄」、
「赤ひげ」などを次から次に最後まで観てしまいました。(苦笑)
もう何度目になるのか皆目分かりませんがw、
何度観ても面白いですねぇ~♪


■当ブログでの黒澤明監督関連記事の一部

「Seven Samurai」ほか。9月に購入したDVD(2006/09/30)
製作の現場 THE ART OF AKIRA KUROSAWA(2007/02/22)
日本映画専門チャンネル(2007/09/20)
黒澤デジタルアーカイブ(2009/06/02)
橋本忍 『複眼の映像 私と黒澤明』(2006/10/09)
黒澤明vs.ハリウッド(2006/10/25)
黒澤明作品のDVDに<普及版>(2007/09/03)
森田芳光版 『椿三十郎』(2007)(2008/05/25)
『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』の感想(2008/05/20)
ネタバレ注意! 『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』(2008/05/22)


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Amazon.co.jp : 「大系 黒澤明」特集ページ

※追記※

黒澤組で長らく美術監督を務めた村木与四郎さんが
26日、心不全のためご自宅で亡くなったそうです。
享年85歳でした。
村木さんは、「酔いどれ天使」で松山崇さんの助手として
黒沢組に初参加し、その後、「生きものの記録」以来、
旧ソ連で撮影された「デルス・ウザーラ」を除いた
すべての黒沢作品で美術監督を務めました。

黒澤作品の完成度と世界観を裏方として最も支えたのが
村木与四郎さんだったと云っても過言ではないと思います。
氏は黒澤組スタッフ陣の屋台骨というだけに止まらず、
間違いなく世界映画界屈指の美術監督でした。
その死を悼むと共に、謹んでご冥福をお祈り致します。
合掌…。

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※追記終了※


スラムドッグ$ミリオネア [Blu-ray]

今年のアカデミー賞で作品賞を始めとする
最多8部門を受賞した、ダニー・ボイル監督の話題作
が国内盤で登場であります。







ひと言で云えば、「傑作」だと思います。
インドのスラム出身の幼い兄弟が成人するまでの
数奇な成長物語でもあり、幼馴染みとのラブストーリー
でもあり、全体的な構成はミステリー仕立てでもある
作品で、とても楽しめました。

こちらは米国盤BDでも購入しました。

米国盤BD 3タイトル『スラムドッグ$ミリオネア』ほか

こちらは画質や音質の詳細な比較はしておりませんが
国内盤のほうは、米国盤をはじめて観た時ほどの
場面毎の画質差などは感じませんでした。
画質・音質とも優秀な部類だと思います。


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[ 2009/10/25 13:43 ] DVD、BD、HD DVD | TB(0) | CM(0)
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