「109シネマズ菖蒲」のIMAXデジタルシアターを体験(後編) Cinema Kingdom Blog

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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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「109シネマズ菖蒲」のIMAXデジタルシアターを体験(後編)

上映前に「IMAX」ロゴ入りのデモ映像が
流れました。英語表示のCG映像と日本語音声で
シアター内の映像、音声のクオリティをチェック
しながら、上映開始をカウントダウンするという、
なかなかカッコいいデモ映像で萌えました。(笑)

それが終わると、すぐに
「トランスフォーマー/リベンジ」の本編が始まりました。
密かに楽しみにしていた「IMAXシアター」専用の
予告編は流れなかったわけです。

映画「トランスフォーマー/リベンジ」オフィシャルサイト

ここで観られる「トランスフォーマー/リベンジ」は
「IMAXデジタルシアター」用に作られたデータを
基にしています。
一般の劇場でのアスペクト比はシネマスコープサイズ
(2.35:1)になっておりますが、こちらでは
ビスタサイズ(16:9)にちょっと上下を足した感じ
でした。スクリーンをすべて使っている訳ではなく
上下には黒枠が出るのです。
ただ、「トランスフォーマー/リベンジ」には、
一部のシーンで現在最高解像度のフィルムカメラ
である「IMAXカメラ」が使われています。
そのシーンになると、上下に映像が広がって、
アスペクト比1:2.1いっぱいになります。
要は、「ダークナイト」のBDみたいになっている訳です。

映像はフィルム撮影の作品としては
最上級のクオリティなのではないでしょうか。
色調に濁りはなく、精細感も十分で、
カーブドスクリーンということもあってか
奥行き感が凄く出ます。
大いに圧倒されました。
これで元からフルデジタル制作の
CGアニメなど観たら、どんなことになるのかと
想像が逞しくなります。(笑)

肝心の本編も一作目以上に派手で面白く、
よりアトラクション色の強い娯楽作品に
仕上がっておりました。
ジョン・ボイドなどを除き、前作の主要キャストは
ほぼ全て出演しておりますし、
印象的な新キャラも何人か登場します。
また、金属生命体「トランスフォーマー」勢も
悪の「ディセプティコン」陣を中心に大幅に増量
されておりましたw。
とにかく、どの場面もお金が掛かっていそうですw。
スカッとしたい方にはピッタリの映画でしょう。
「IMAXデジタルシアター」の技術面に関しては
先月号になりますが、AV雑誌「HiVi」6月号の
「潮晴男が台北IMAXシアターの実力に驚く」
という記事に詳しく載っていました。
そのレポートから分かったことを
引用も交えて書いてみます。

HiVi (ハイヴィ) 2009年 06月号 [雑誌]HiVi (ハイヴィ) 2009年 06月号 [雑誌]
(2009/05/16)
不明

商品詳細を見る


現在、映画フィルムをBD制作やデジタル上映用に
デジタルデータ化する際は、フォルムの一コマ、
一コマをフルハイビジョン以上の解像度でスキャン
する、「D1」と呼ばれるデジタルリマスタリング
作業を行うのが一般的です。

しかし、「IMAXデジタルシアター」では
「D1」ではなく、独自の「DMR」と呼ばれる規格の
デジタルリマスタリング作業を行っているそうです。
そのスキャン解像度はなんと6Kから8Kで、
その後、ノイズや傷の除去やシャープネスの最適化、
色補正などを施して、完成となるらしいです。
ただ、上映を行うのはデュアル方式の
(2D映画も3D映画も映写機2台による同時映写)
2K解像度のDLPプロジェクターとの事ですから
おそらく2Kまでダウンコンバートして
最終的なデータ化を行うのでしょう。

通常のデジタル映画館とは
スクリーンのアスペクト比の大きな違いもあり、
詳しい解像度がどうなっているのか
よく分かりませんが、ということは、
単純に比較しますと、以前、こちらでご紹介した
「4K Pure Cinema」の半分程度の解像度
ということになります。

「4K Pure Cinema」で「スパイダーマン3」を観る

確かに「IMAXデジタルシアター」での
「トランスフォーマー/リベンジ」の映像と、
「ワーナー・マイカル・シネマズ板橋」で観た
4Kデジタル上映の「スパイダーマン3」の精細度を
比較しますと、やはりちょっと「IMAX」のほうが
落ちるのかな?という感じでした。

ただ、「4K Pure Cinema」上映に際して
コストの高い4K以上の解像度でのデジタル
リマスタリング作業が行われた作品数は極めて僅か
(「スパイダーマン3」はその少ない該当例)で、
その映写解像度を生かし切った上映作品数は少ない
という話を小耳に挟みました。
あくまでも想像ですが、ワーナー・マイカル・シネマズは
既に「4K Pure Cinema」から手を引いた模様で、
現在はもっと導入コストの安い通常のデジタル上映
に移行して、設置館を増やしているようです。
(現在「4K Pure Cinema」による上映がない一方で、
 3D映画に対応した「デジタル3-Dシネマ」の
スクリーン数自体は急激な増加傾向にあります)

ですから、実質的には2Kの「IMAXデジタルシアター」
が、現在最高品質の上映方式ということになると
思われます。

音に関しても、レンジ感、スケール感は充分で、
良質な劇場音響が体験出来ました。
音声は非圧縮のリニアPCMを採用し、独自に
ダイナミックレンジを20%アップする処置が
施されているそうです。
爆発が相次ぐ場面などでの重低音は、
振動が感じられるほどで、かなりの迫力でした。

スピーカーの配置に関しては、
後方スピーカーが4本(上下方向に左右2本ずつ
スタック)だけという、サイドの壁に
ズラッとサラウンドスピーカーを並べない
特殊なレイアウトが施されています。

ただ、今回は席が最後方に近かったことが
原因だとは思いますが、後方サラウンドの音が
ちょっと大きすぎる感じもしました。
まあ、でも、オープン初日でしたし、
音量のバランス調整やスピーカーのエイジングが
進めば、もっとどんどん良くなるでしょう。


上映後に、最後列の一番左隅まで行って、
写真を撮りました。(フラッシュを焚かなかったので
ピンボケですみません。汗)
ここからでないと、デジカメを最広角にしても
スクリーン全体が入らなかったからです。



最後に、映写窓も撮りました。
フラッシュを使ったので、
レンズ部分とプロジェクタの一部が見えています。



映写機のあるふたつの窓の間にあるのは
上映映像を監視するカメラだそうです。
このカメラからの映像を元にフォーカス調整や
映像調整が自動で行われているそうです。
その映像データは、同時にカナダにあるIMAX本社に
送られ、目視ではわからないクオリティの変化を
常時チェックし、基準値から外れると警告が出る
という徹底的な管理体制が敷かれているそうです。


各種の割引サービスが一切無効の
特別料金(2D映画大人2,000円。3D映画大人2,200円)
というのは長い目でみると問題があるような気も
しますが、今後改善されるかもしれませんし、
最初ですからまあ仕方ないのでしょうかね。


ここ過去数年間、「4K Pure Cinema」を始めとする
デジタル上映方式が意外と拡大しなかったのは
『一般人は映像や音響の良さにお金は払わない』
からだったと思います。
これだけ庶民でも買えるAV機器が発達して、
高画質・高音質なのが当たり前になりますと、
我々映画マニア、AV機器マニアですら
高い映画館は敬遠して、レンタルかセルのDVDかBD、
あるいは地デジかBSで観れば充分だと考えがちです。
普通の人なら尚更でしょう。

ただ、今後は少し事情が変わるかもしれません。
一般のデジタル上映館も含めて、これからは
「3D映画」という、誰にでも分かりやすい
強力な「売り」が手に入りますし、それに加えて
「IMAXデジタルシアター」には臨場感タップリの
大画面という売りもあります。
2010年代は『映画館復権の時代』になるのかも
しれません。



IMAX アイマックス:109シネマズ
109シネマズ菖蒲ホームページ
モラージュ菖蒲

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[ 2009/06/21 04:54 ] 映画 | TB(0) | CM(6)
詳細なレポートありがとうございました。
思わず、行った気になってしまいました(笑)

こういった初めての試みに参加するのもいい経験ですよね。
私も、時間を見つけて(これが一番のネックです:泣)、箕面まで行く気が湧いてきました。
所要時間同じく小一時間かかりますが。。。。
[ 2009/06/21 11:11 ] [ 編集 ]
私は来週川崎へ観にいく予定です。
品川IMAXが在りし日はよく利用していたので、またあの
IMAXエクスペリエンスが体感できるのは喜ばしい限りです。

ただ通常の映画館に無理やりIMAX方式を導入しているようで、
最前列のイスがスクリーンにかかる、
スクリーンサイズが従来のIMAXに比べて比較にならないほど小さい等
結構問題があるみたいですね。

品川IMAXはマトリックス3部作、ハリーポッター、バットマンビギンズなど
良質なコンテンツを最上級のクオリティで上映していたのにも関わらず
常に閑古鳥状態でした。たった200円の追加でこの体験が出来るのに
なぜ誰も観に来ないのだろうと当時不思議に思ったものです。

次回作はハリーポッターの3D上映らしいですが、その後の上映プランは
決まっているのでしょうか。立て続けに話題作を上映し、
IMAXで映画を観る事の価値を示さないと品川の二の舞になりそうな気がして
なりません。
新旧の邦画洋画問わず上映してくれる事を期待するのみです。
[ 2009/06/21 13:54 ] [ 編集 ]
詳細説明ご苦労さまです。
勉強になりました!(汗)

今後、料金は見直して欲しいですよね??
そういえば、川崎は後方両サイドに新たに鉄骨が組まれて、スピーカー(?)が配置されていましたが、そのようなものはありませんでしたか?
何だったのだろう?あれ。。。

>ARAさん
始めまして。
私も品川は昔よく利用していました。IMAXも体験してみたかったのですが、機会に恵まれないままいつの間にか終了。悔やまれました。
なので、今回は真っ先に利用してみた次第です。

まずはオープン作品で入りは良いのでしょうが、平日などどうなのでしょうね?
いつもいつも大作が控えているわけではありませんし、旧作等、上映してくれても良いのかな?と思います。
[ 2009/06/22 00:20 ] [ 編集 ]
>ajisaiさん

ぜひ箕面のレポートをお願いします。
菖蒲、川崎と来て、残りは箕面だけですし、三つ揃えば完璧ですw。
僕とDervaさんとajisaiさんで「トラックバック・トリニティ」を!(笑)

>ARAさん

> ただ通常の映画館に無理やりIMAX方式を導入しているようで、
> 最前列のイスがスクリーンにかかる、

最前列の2列は空席になっていました。
でも確かに客が座るとそうなるかもしれませんね。

> スクリーンサイズが従来のIMAXに比べて比較にならないほど小さい等
> 結構問題があるみたいですね。

これは入場料の金額設定などにも絡んでくる話で
設備投資と減価償却のバランスもありますから
難しいところですけどねぇ...。
実際、シネコンのキャパってのは
現在の映画が持っている集客力を反映している訳ですから、
例え、何階建てかのビルを縦にぶち抜いて
日本一大きなIMAXデジタルシアターを作っても
採算が取れなければ潰れるだけですからね。

> なぜ誰も観に来ないのだろうと当時不思議に思ったものです。

アメリカやカナダなどとは違い
日本ではIMAXの知名度が悲惨なくらい低い
というのが一点と、本文にも書いたように
一般人は映像や音響の良さにわざわざお金は払わない
からでしょうね。

> IMAXで映画を観る事の価値を示さないと品川の二の舞になりそうな気がしてなりません。

その可能性は確かにありますね。
特に割引サービスが皆無・無効というのは
ヤバイ要素かなと思います。
それから女性客を取り込める作品を用意できるかが
重要な鍵になってくるでしょうね。
なんせ、平日の客層のほとんどは主婦なんですからね。

> 新旧の邦画洋画問わず上映してくれる事を期待するのみです。

IMAXにデータが残っている洋画の旧作の公開は可能でしょうが、
邦画の公開は今後もまず無理でしょうね。
三館しかないIMAXシアターの為に、IMAXにデータ化を依頼出来るほど
資金に余裕のある映画会社、配給会社が日本にあるとは思えませんからw。
でも、洋画離れが進んでいる現状からしても
日本映画が蚊帳の外では尚更、集客に問題が出るかもしれませんね。


>Derva

> 今後、料金は見直して欲しいですよね??

そうですね。
「4K Pure Cinema」ですら通常価格でしたし。
この不況時ということもありますからねぇ。

それにプログラムの交換が約ひと月毎
となりますと、人口が多く、市外の人も集まる川崎はいいとして
交通の便が悪く、周りにもそれほど人が居ない菖蒲では
この先、かなりキツイかもしれませんね。

> 何だったのだろう?あれ。。。

ですから、アレが2本を上下にスタックしたサラウンドスピーカーでしょ?
後方左右に2本にしか見えないので、ちょっとホームシアターの
サラウンドスピーカーの配置を思わせますねw。
[ 2009/06/22 07:15 ] [ 編集 ]
ゴメンナサイ。。。
ちゃんと書いてありましたね?(読んだつもりだったのに…)

あっ!ちなみに川崎は、サイドにもスピーカーがズラッと並んでありましたよ。
使い分けているのかもしれません。

IMAXですが、噂だと川崎が一番小さいんですよね?
菖蒲は交通の便が悪いんですか?川崎は混んだらヒドイですけどね。。。私的には車で行くところではないです。
(ラゾーナの駐車場自体は広いんですけどね)

いずれにせよ、しばらくIMAXの動向は様子見でしょうか?
第3弾、第4弾くらいの頃が勝負時?(早すぎ?)
[ 2009/06/22 22:50 ] [ 編集 ]
改修したと聞きましたので、その関係で
サイドのサラウンドスピーカーが残っているのかも
しれませんね。
菖蒲には後方左右の4本しかありませんでしたから。
もしかしたら、川崎のサイドからは音が出ていない???

菖蒲のIMAXもそれほど広いという感じではありませんよ。
一般的なシネコンの一番広い箱くらいのスペースだと思いますけど・・・。
でも、天井の高さは通常のシアターより高そうでしたが。

> 第3弾、第4弾くらいの頃が勝負時?

菖蒲に限って云えば、行く行くは3D映画専用館になるような気もしますね。

どちらにしろ、
12月公開予定のジェームズ・キャメロンの「アバター」の成否が
IMAXデジタルシアターの今後を大きく左右するでしょう。
東急レクリエーションは、この作品のために
IMAXデジタルシアターの導入を決断したのでしょうからね。
これが大コケでもしたら、さすがにヤバイでしょうw。





[ 2009/06/23 07:12 ] [ 編集 ]
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