志の輔らくご in PARCO 2009 Cinema Kingdom Blog

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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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志の輔らくご in PARCO 2009

またまた落語の話で恐縮ですが、本日WOWOWで
放送された、「志の輔らくご in PARCO 2009」
について語らせて下さい。



演目は新作落語の『狂言長屋』と、
五代目古今亭志ん生、そして子息の十代目金原亭馬生、
そして三代目古今亭志ん朝が得意とした、講釈ネタの
古典落語『柳田格之進』でした。

江戸時代を舞台とした『狂言長屋』は、途中、
京都の狂言一家、茂山家と志の輔による狂言が披露され、
いかにも「志の輔らくご」といった味わいでした。

それより驚いたのは、古今亭のお家芸である、
『柳田格之進』の素晴らしさでした。

(この噺のあらすじは以下で読めます)
柳田格之進 - Wikipedia

僕がこの噺をはじめて聴いたのは、志ん朝師匠のDVD
『落語研究会 古今亭志ん朝 全集 下』だったでしょうか。
その前後にBSで古今亭志ん五師匠ともうお一人、
名前を失念しましたが別の師匠のものも聴いた覚えが
あります。

元が講談ということもあってとにかく長い噺でして
全部やると軽く1時間はかかるので、TVでやる噺家は
希ですし、やるとしてもどこかを省略して45分程度に
短縮してやるのが普通だと思います。
また、どちらかといえば笑いが少なく、地味でオチもない、
展開をじっくりと聞かせる人情噺ですので
謹厳実直で曲がったことは大嫌いという誇り高い浪人、
柳田格之進を如何に描写するか、サスペンス感溢れる
終盤をどう描写するのか、噺家の話芸がすべて
という難しい噺でもあります。

ただ、この噺、僕は正直、
それほど好きではありませんでした。
特にこれといった事件が起きない前半から中盤までは
ちょっと退屈ですし、後半、再び仕官がかなって
見違えるほどに立派なナリをして再登場する格之進が
父親の無実を信じて吉原に身を沈め50両を作った愛娘を
身請けもせずにそのままにしている点にも大いに疑問を
持っていました。

その点、志の輔師匠の『柳田格之進』は
いきなり50両の紛失場面から始まります。
もとの噺を知っていますと、起承転結の転から始めるような、
意表を突く、スピーディーな展開ですが、
これが非常に効果的でした。
また、柳田格之進の描写も素晴らしく、
武(もののふ)の意地と風格、凄みを感じさせる熱演でした。
また、終盤、嫌疑が晴れて、質両替商、万屋(よろずや)
源兵衛宅を訪ねる際には、娘のお絹を伴っています。
つまり、再び仕官がかなった格之進は、すぐに娘を
請け出していたという新解釈になっているわけです。
(オリジナルではすべての決着が付いてから、源兵衛が
 お絹を廓から請け出すという流れになっています)
ここもそのほうが話の流れが自然です。
そして、本来オチのないこの噺に、
志の輔師匠は見事なオチを付けていました。
この落語の元になった講釈『柳田の堪忍袋』の別名、
『碁盤割り』を踏まえた見事なオチでした。

大学卒業後、劇団、サラリーマン時代を経て、
29歳にして立川談志に弟子入りした志の輔師匠ですが、
その芸は既に円熟の域に達し、平成の大名人といっても
過言ではないでしょう。
来年こそはPARCOに聴きに行きたいものです。
いや、その前に機会があれば(チケットが取れればw)
独演会に行ってみたいですねぇ。



話は変わりますが、
そろそろ柳家小三治師匠の噺が聴きたいと
今朝、落語協会や寄席の今後の予定を見ました。
しかし、近いうちに小三治師匠が寄席に出ることは
ないようでした。
そこで独演会(落語会)を検索してみましたら、
4月4日の前橋・群馬県民会館の独演会のチケットに
まだ空きがあることを知り、チケットぴあの窓口まで行って
チケットを取って来ました。
(一階の27列目が取れましたので、まだけっこう空きが
 あるようです。群馬・埼玉在住の落語好きは集合!)
同じ時期に都内で催される独演会は軒並み売り切れでした。
僕の街からですと、都内に行くのも高崎や前橋に行くのも
大差はありませんので、空きがあってよかったです♪
(僕の住む埼玉県は東京都の上、群馬県の下に位置します
 つまり、どちらもお隣なんです)
桜が咲いていれば、写真を撮って来たいと思います。







最後に、YouTubeに上がっている
昭和の大名人、三遊亭圓生師匠の動画をご紹介します。
中でも十八番の『居残り佐平次』は絶品です。



再生リスト 三遊亭円生
三遊亭圓生 (6代目) - Wikipedia

やはり、圓生師匠の古典落語は次元が違いますね。
独特のリズム感のある語り口、人物描写の巧みさ、
今現在、こんなに上手い噺家さんは、
残念ながら見当たりませんものねぇ・・・。


再生リスト 落語・演芸
志ん朝 文七元結4~志ん朝 文七元結8

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[ 2009/03/21 22:32 ] 日常の雑記 | TB(0) | CM(0)
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