ハイビジョン 「CASSHERN」と「APPLESEED」 Cinema Kingdom Blog
FC2ブログ

ハイビジョン 「CASSHERN」と「APPLESEED」 Cinema Kingdom Blog

映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

2019 11123456789101112131415161718192021222324252627282930312020 01
HOME > 映画 > ハイビジョン 「CASSHERN」と「APPLESEED」

ハイビジョン 「CASSHERN」と「APPLESEED」

CASSHERNAPPLESEED

4月30日の土曜の夜に
WOWOWでトゥルーハイビジョン放送された二本の邦画、
「CASSHERN」と「APPLESEED」を昨日、TH-AE700とD-VHSで
観ました。

C A S S H E R N . C O M
the APPLESEED official site

どちらも世界マーケットを意識した、
全編でCGを駆使したヴィジュアル重視の作品、
という共通点がある日本映画です。
「CASSHERN」は友人に貸してもらった(笑)DVDで、
「APPLESEED」の方はDVDを購入して観ていますので
今回のHD放送は何度目かの再見となります。


実写の「CASSHERN」の方は全編、紀里谷和明監督の
高い美意識と卓越した映像センスが楽しめる作品で、
演出の他に撮影監督と共同脚本と編集を担当していることから
監督主義的というか、一種、プライベート・フィルム的な
味わいを感じさせます。

紀里谷和明さんは、奥さんの宇多田ヒカルさん他の
ミュージックビデオやCMの演出で有名な方ですが、
元々は音楽情報誌や「流行通信」などの
尖がったファッション雑誌などで作品を発表していた
人気写真家でした。
もうかなり前の話ですが、僕も一時期、
彼の作品見たさに「流行通信」を定期購読していた
時期がありました。(苦笑)
ですから彼は、写真やデザインなどのビジュアル面だけでなく
ファッションや音楽にも造詣が深い才人なのであります。

ただ、ブライを始めとする敵役の新造人間達のキャラ造形が
いまだに、まんまブレラン(ブレードランナー)な点や、
(古典劇を意識したようですが)ストレート過ぎるメッセージ性
など、脚本の構成に多少の難を感じます。
それでも、日本映画の限られた条件の中で、
よくこれだけの映像を創り上げたものだと感心します。
クライマックスの大規模な戦闘シーンのCGなんて、
「スターウォーズ・エピソードII」のクローン戦争のシーン
を思い起こさせるデキだと思います。


ドイツ表現主義的な映像感覚、CGを駆使した実写映画、
しかもプライベート・フィルム的という点で、
ケリー・コンラン監督の
スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
を観た時は、真っ先に「CASSHERN」を思い出しました。
でも、「スカイキャプテン」と「CASSHERN」の直接制作費を比較
したら、たぶん十対一くらいの開きがあるでしょう。(苦笑)
しかし、映像の完成度では、ほぼ互角か、
やや優勢くらいの勝負になっていると思います。
紀里谷監督の映像センスはアジアはもちろん、
ハリウッドでも充分、通用するでしょう。

HV放送のクオリティは、
わざと粒子を荒くしている場面が多いのでなんですが
画質も音質もかなり優秀な部類だと思います。
ちょっと御幣があるかもしれませんが、
普段の宇多田ヒカルの「あの」ルックスが、
彼というフィルターを通るとあれだけ魅力的になるのですから、
元から可憐な麻生久美子ちゃんがものすごく綺麗に見えるのは
当然wなのかもしれません。



一方の3D・CGとアニメが融合した新感覚アニメ、
「APPLESEED」は、元がフルデジタル素材ということもあって
超絶的な高画質でした。
3D・CGで描かれた未来都市や各種メカの映像は
DVD(これも高画質)で観ても非常に緻密な印象でしたが、
HDではそれに解像度や色数・階調の豊かさが加わって、
益々、緻密で美しい質感になっていました。

ただ、これも脚本に多少、難がある作品です。
原作は読んでいませんが、基本的な構成は良いと思います。
しかし、いかにもSF的なテーマを扱っているわりには
展開があまりにもメロドラマ的で、新鮮味もありません。
俳優の動きをモーションキャプチャーで取り入れて
アクションや演技に反映させたというキャラクターにしても
時々、「こりゃ、デジタル人形劇だなぁ」と感じました。

宮崎駿監督作品に登場するキャラクターは
伝統的なアニメの手法を基本とする、ある意味、
非常に記号的な動きや表情を見せる訳ですが、
時として、生身の俳優が演じるよりも
よりリアルに感じたり、魅力的だったりしますから、
アニメも奥が深いですよね。(苦笑)
まあ、宮崎監督は動きを描く天才なので特別でしょうが。

でも、この「APPLESEED」にしても、限られた制作費と
限られた制作期間という過酷な状況を考えれば、
よくこれだけの映像を作れたもんだと思います。

邦画も元気で頑張っているなぁ~と嬉しくなる二本でした。
楽天市場 APPLESEED 検索結果
楽天市場 CASSHERN 検索結果

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【「CASSHERN」 Amazon.co.jpレビュー】
そこはアメリカが存在しない世界。大東亜連邦共和国の遺伝子工学の権威・東博士(寺尾總)は人体のスペアパーツを可能とする新造人間の開発に勤しんでいたが、その結果生まれたブライ(唐沢寿明)は人類に宣戦布告。博士は、自分に逆らい戦場に赴いて戦死した息子・鉄也(伊勢谷友介)を新造人間としてよみがえらせた…。
吉田竜夫原作の名作SF-TVアニメを『SAKURAドロップス』など数々のPV演出で知られる紀里谷和明監督が、その独自のイマジネーションを駆使して映画化した話題作。ほぼ全編CGと実写の融合による世界観は、まさに新たな映像の時代を予感させるものがあるが、その一方で人肌の温もりがきちんと伝わる映画になっているのが嬉しい。原作アニメと設定の異なる部分も多いが、それらが原作に対するリスペクトを得ての結果であることは、シーンの端々にこめられた要素からおのずと理解でき、結果として原作に対するオマージュ感あふれる作品としても十分捉えることが出来る。悪の総帥ブライの悲しき美学にシンパシーをこめて、そこから全ての争いを否定していくストレートなメッセージ性も、実に潔いものがあった。(的田也寸志)

内容紹介
本篇ディスクに監督&スタッフインタビューとメイキングを収録した特典ディスク2枚をプラスした3枚組仕様。
【収録内容】
《Disc: 1》
●本編
●オーディオコメンタリー(紀里谷和明監督、脚本家・佐藤大、及川光博、佐田真由美の4人による豪華トーク)
《Disc: 2》
●MAKING OF CASSHERN(2時間以上に上るドキュメンタリー)
●STAFF&CAST プロフィール

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【「APPLESEED」 Amazon.co.jpレビュー】
士郎正宗が1985年に発表したメジャーデビュー作『アップルシード』を、『ピンポン』の曽利文彦プロデュース、『バブルガムクライシス』の荒牧伸志監督でアニメ化。1988年にも一度OVA化されているが、今作では全編CGの“3Dライブアニメ”として、CGならではのスピード感とモーションキャプチャーゆえの“間”のある演技、そしてセルアニメゆずりの豊かな表情を実現した。
女兵士デュナン・ナッツは、戦場で捕えられ、平和都市オリュンポスに連れてこられる。彼女を迎えたのは、サイボーグとなったかつての恋人・ブリアレオスと、クローン人間“バイオロイド”のヒトミだった。人間とバイオロイドの存在を巡る謎と陰謀が、デュナンを新たな戦いに巻き込んでいく…。
鋭い動きのアクションシーンや、圧倒的なスケールのメカニック、大胆なカメラワークなど、とにかく映像体験としてこの上なく新鮮かつ刺激的であることは間違いない。世界観やキャラクターの造型には若干“古さ”が否めない感もあるものの、最新技術の見本市として、士郎正宗のこの伝説的作品はぴったりのモチーフだったと言えるだろう。(安川正吾)

通常版 内容紹介
【音声特典】
曽利文彦&荒牧伸志による解説音声
【映像特典】
●特報&予告編
●アクションシーン・ハイライト
●ミュージック・サーチ
●キャラクター・プロファイル
●メカニック・プロファイル
《原作》 士郎正宗
《プロデュース》 曽利文彦
《監督》 荒牧伸志

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

APPLESEED COLLECTOR'S EDITION (初回限定生産・2枚組)
定価: ¥10,290 (税込)

内容紹介
豪華映像特典を収録した特典ディスクに加え、絵コンテ&設定資料、ピクチャーブック、ブックレット等がこの新たな映像世界を網羅。

【特典内容】(予定)
●特典ディスク
・ドキュメンタリー「Appleseed:3Dライブアニメの誕生」(30~40分程度)
・デザイン・アーカイブ
・踊る七賢老(3分)
・予告編ロングバージョン
・音楽アーカイブ 他
●解説付き絵コンテ&設定資料集(200P程度 / ページ数未定)
名シーンを中心にした絵コンテ本、各種設定資料、各パートごとに荒牧監督の解説付き。
●ブックレット(20P予定)
解説、曽利文彦、荒牧伸志インタビュー、キャラクター解説、メカニック解説、クレジット完全収録、他
●アップルシード・ピクチャーブック
CGで作られた「APPLESEED」の名場面のデジタルアートブック。アーキテクチャー、メカ、キャラクター等テーマ別に編集。
【音声特典】
曽利文彦&荒牧伸志による解説音声
【映像特典】
●特報&予告編
●アクションシーン・ハイライト
●ミュージック・サーチ
●キャラクター・プロファイル
●メカニック・プロファイル
《原作》 士郎正宗
《プロデュース》 曽利文彦
《監督》 荒牧伸志


楽天市場 APPLESEED COLLECTOR'S EDITION 検索結果
amazon.co.jp APPLESEED COLLECTOR'S EDITION

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
関連記事
スポンサーサイト



[ 2005/05/04 13:51 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する