今年上半期の映画興行収入 邦画は好調なるも洋画離れの傾向 Cinema Kingdom Blog
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今年上半期の映画興行収入 邦画は好調なるも洋画離れの傾向 Cinema Kingdom Blog

映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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今年上半期の映画興行収入 邦画は好調なるも洋画離れの傾向

今年も夏休みが終わって、2008年度上半期の
映画興行の結果が鮮明になって来ました。
2006年、邦画の興行収入が洋画のそれを抜いて以来、
邦画好調、洋画不調の傾向に大きな変化はありません。

洋画離れ止まらず 興行収入4割減少
  (1/2ページ) - MSN産経ニュース(2008)

いい洋画があれば洋画離れは起きない
  - タケルンバ卿日記(2008)

『ポニョ』独走も市場は縮小傾向
 洋画不調の原因を徹底分析! : 日刊サイゾー(2008)

銀座新聞ニュース:08夏休み、
 邦画が好調でI・ジョーンズ等洋画が苦戦(2008)

『HERO』ヒットに見るテレビ依存の邦画の憂鬱
  - OhmyNews:オーマイニュース(2007)

好調の日本映画 北海道新聞(2006)
日本でのハリウッド映画の低迷と邦画の好調
  - ハリウッド直送便 : nikkansports.com(2006)


こういった記事の分析を読んでいると
大方はその通りだと思っても抜け落ちている視点が
どこかにあるような気がして仕方がありません。
もちろん、さまざまな理由が折り重なって
大きな傾向になっているのでしょうから
当然と云えば当然なのですが…。
例えば、ハリウッドが良い作品を量産すれば
日本でもそれなりの映画興行になるはず、というのは
現実問題としてどうなのでしょう?
今や、「いいモノを作れば必ず売れる」というのは
かなりナイーブな考え方という気もしますが…w。


もちろん、作品をヒットさせるためには、
作品自体のデキが最低でも平均値以上でなくては
ならない、というのは絶対条件のひとつでありましょう。
ただ、日本で映画館に大勢の観客を呼ぶためには
大量のメディア露出によって、興行自体をイベント化
させる行程も欠かせません。
固定客が見込めるスタジオジブリ人気なども
元々は過去の作品のクオリティの高さが引き金とは云え、
他方ではスポンサーでもある日テレと電通の
全面バックアップがあったればこその結果です。
純粋に作品の評判だけで呼べるのは、
もともと映画好きな人の層だけなのではないでしょうか。

「ダークナイト」を例にとると
米国での興行収入が歴代第二位の約5億ドルに対し
日本での興行収入は最大でも約30億円程度だそうです。
これほど内外で絶賛されている洋画でも
「ポニョ」の5分の一程度の興収に止まっているのです。
日本ではハリウッド製のアメコミものやコメディは
当たらないという通説はあるにしても
この夏一番の傑作ですらこれでは、単純に
「いい洋画があれば洋画離れは起きない」
とも言い切れないのではないかと思えます。
もちろん「悪い洋画が多ければ、洋画離れは更に進む」
ことはハッキリしているワケですが…。(苦笑)

それから洋画に観客を呼べるスターが少なくなった
というのは実感として感じますし、洋画離れの
大きな原因のひとつになっているでしょうねぇ。
俳優だけでなく、スター監督でも良いのですが、
そういう人があまり居なくなりましたものねぇ。
例えば僕たちの時代には、コッポラ、ルーカス、
スピルバーグ、キャメロンなどの人気監督が居ました。
でも今、名前だけで客が呼べる洋画の監督さんて、
誰かいますかね??? 
ピーター・ジャクソンに、サム・ライミくらい???
でも一時期のスピルバーグほどの知名度はないでしょう。
おばさんたちは韓流スターに行って、
若いコたちは、女子はジャニーズ、男子はアニメや
ゲームのキャラに走ってしまう傾向がありますからねぇ。

まあ、洋画に比べて邦画が好調な一番の理由は
芸術に走りがちだった日本映画に娯楽が戻って来たことと
TV局が映画制作に乗り出して、大宣伝を打つようになった
ことが大きいのでしょう。
ただ、このTV局による露出第一主義にも
もちろん功罪がありまして、スターが出ていたり、
宣伝が派手だからと観に行ったら凡作だった
なんてパターンが重なって来ますと、さすがに観客も
馬鹿ばかりではありませんからw、そのうち
「またか」と飽きられて来るでしょう。
昨年の『HERO』は大ヒットしたものの、
最近のフジテレビ製作の作品が予想ほどの成績を
上げていないのは、その辺りが原因でしょうからねぇ。

ほかにも長引く不況や安いレンタルDVD料金、
劇場公開からソフト化、BS・CS放送までの期間が
大幅に短縮されて来ている点、
家庭に低価格・高画質・大画面のAV機器が
普及して来ている点、主にファミリー層に
洋画の字幕が嫌われている点など、
洋画離れの原因はいくつかあるのでしょう。


翻って、ホームシアターを趣味として
内外のソフトコレクターでもある僕の映画生活は
と言いますと、邦画、洋画を問わず、映画館からは
足が遠のくばかりになっています。(大汗)
恥ずかしながら、いまは一年に10本も
観に行っていないのではないでしょうか。

ハリウッドの新作は、主に日米同時公開もの
しか観に行く気になりませんし、日本映画にしても
公開時に観に行きたいと思う作品は稀です。
米国公開から3ヵ月から半年後に
日本公開になるような一般的な作品なら、
既にその頃には米国でソフト化されていたりします。
字幕や日本語吹替え音声はありませんが、
米国盤なら新作も20ドル前後ですし、
ハイビジョン・高音質収録のBDでも30ドル以下
で買えますからねぇ…。
例えば、今年の春に全米でメガヒットを記録した
アイアンマン』の日本公開は9月27日ですが、
米国盤のDVD、BDの発売日は9月30日です。
邦画にしても公開から半年も経てば、DVDも出ますし、
ハイビジョンのBSやCSで観れますからねぇ…。

ロードショーを前売り券で観に行けば
ひとり1300円、当然ながら当日券やカップル、
ファミリーならもっとかかるワケですし、
そのほかにドリンクやポップコーン、パンフなども
買えば、また余計な出費になります。
その点、ソフトは、映画館に一度か二度行くのにかかる
金額で手元に残せて、いつでも好きな時に観れますから
どうしてもソフトの購入や、それより安く済む
BSやCSの録画がメインになってしまっています。
(要は、単に金の問題か? 苦笑)
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[ 2008/09/06 10:57 ] 映画 | TB(0) | CM(4)
>(要は、単に金の問題か? 苦笑)

色々な要因が絡んでいるとは思いますがやっぱりお金の問題は大きいと思いますよ。

私はあまりレンタルビデオなど行きませんが回りのホームシアターなど知らない普通の映画好きな人はレンタルビデオで1作品100円の時にどーんと借りてきて見ているみたいです。

私などもたまに暇な時に映画でも見にいくか、と思ったりしますが割引使っても1500円払うとなると躊躇してしまいます。

よほど前評判が高いか、自分の好きな監督か俳優が出てないと実際に劇場まで行くことは稀です。

一人ならまだいいのですが家庭持ちの人だと大変ですよね。
夫婦子供二人くらいいると入場料と飲み物食べ物などですぐ1万くらいになっちゃいます。

入場料は大人800円、子供500円くらいが適当じゃないかなーと思います。(笑)
[ 2008/09/06 16:41 ] [ 編集 ]
1000円均一の日に行くか、
1200円で観れるレイトショーやモーニングショーを利用しています。
地元の映画館はポイントカードを発行していて、
三回観ると一回1000円で観れ、六回観ると無料招待券がもらえます。
まあ、それでもレンタルDVDの安さにはかないませんが、
僕は映像特典のないDVDはあまり観たいとは思わないんですよねぇ。
本当の映画好きだったら、メイキングについても興味があるはずでしょ?
それに映像のキレイさで云ったらDVDよりもBSやCS放送のほうが上ですしねぇ。
だいたい、レンタルまでして見たいソフトがあったら買っちゃいますしw、
それでなくても未見のままの市販DVDやBD、
録画済みの作品がたまりに溜まっていますからねぇ…。
それらを観る時間がなかなか取れないのが一番問題ですね。
[ 2008/09/07 16:28 ] [ 編集 ]
以前、Gilles さんのブログにも書きましたが
ダークナイトは日本でもブッチギリで行くと思っていた私は
肩透かしを食らいました 、興行成績に驚いたのです
夏休みと言う事の影響は有るでしょうが 日本での評価は余りにも低い
前作ビギンズの興行成績を抜く事は無理だろうと言われています
何故、前作が日本で成功したか?、渡辺謙が出てたんですよね
こう言う中身の有る作品に人が集まらずアニメやドラマの劇場版に人気が
集まっている事が非情に残念です
[ 2008/09/07 21:49 ] [ 編集 ]
映画と言えば字幕付きの洋画が中心だった僕らの世代からすると
日本で「洋画離れ」が起こるなんてことは
なかなか想像出来なかったことですよね。

でも、例えアニメやドラマの劇場版が人気の中心だとしても
日本映画が元気になって来ていることは
歓迎すべき出来事だと思います。
本来は実写の映画監督になりたいと思っていた人の多くが
映画では食えないと、漫画家になったり、小説家になったり、
アニメやTVドラマの世界に進んだおかげで
日本の映画界は明らかに人材不足になりました。
その辺りが少しでも改善されればと願っています。
(まあ、日本映画が斜陽になったおかげで
 アニメやマンガは世界一進化したワケですがw)


話は変わりますが、
サスケさん、頻繁にブログを更新されていて
いつも感心しております。
また、その記事がどれも読み応えがあって、面白い!
僕も見習いたいとは思うのですが、
毎日のように更新ってのはなかなか大変ですからねぇ…。(苦笑)
どうしても「休みにまとめて」と、サボってしまいがちです。(汗)
反省…。
[ 2008/09/08 12:42 ] [ 編集 ]
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