『天然コケッコー 特別版』の感想 ほか Cinema Kingdom Blog
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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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『天然コケッコー 特別版』の感想 ほか

「舞妓Haaaan!!!」の感想、ほか』を書いた後に
3枚の邦画DVDを追加購入しました。


一番のお目当ては『リンダ リンダ リンダ』(05)
で知られる山下敦弘監督の新作
『天然コケッコー』でした。
未見の作品ながらたいへん評判が良いので
前々から気にはなっていたのですが、
「どうせ、よくある青春恋愛ものだろう」と
予約まではしていませんでした。

ところが、今年の「報知映画賞」で、
山下監督が最優秀監督賞を取ったと知って、
俄然、気になり出し、
調べてみましたら、「報知映画賞」のほかに
2007年度「朝日ベストテン映画祭」でも
第一位に選ばれているとのことで、
DVD発売日の前々日に慌てて注文しました。

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夏帆、山下敦弘 他

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映画「天然コケッコー」公式サイト
夏帆オフィシャルブログ『cotton candy』スタ★ログ

『天然コケッコー』は、
小中学校で全校生徒が7人しか居ないような
山陰地方のとある村に暮らす、女子中学生
「そよ」の日常と淡い恋心を描いた作品です。

いやぁ~、想像とはまったく違う内容で
非常にいい映画でした。
今年観た日本映画の中では一番良かったかも
しれません。


『世界の中心で、愛をさけぶ』の
大ヒット以降、青春映画と云えば、
恋人が不治の病にかかったり、
不慮の事故で急死したりといった
嘘臭く、ありえないほどドラマチックな
エピソード満載の泣かせ映画が主流に
なっています。
しかし、いいかげんみなさんもそろそろ
この手のワザトラ映画に食傷気味なのでは
ないでしょうか。
(『恋空』が予想以上に大ヒットしている
ことを考えますと、そうでもないのかも
しれませんがw)

その点、この『天然コケッコー』には
そんなわざとらしさがまったくありません。
祖父母、両親、ひとりの弟、猫と暮らす、
方言丸出しの15歳の少女の平凡な日常に起こる
ちょっとした事件や瞬間を実にうまくさらって
丁寧に描いています。
この手の思春期に起こる小さな事件や
印象的な瞬間ってのは、時間を経れば経るほど
もう二度と巡ってはこない貴重な一瞬だったと
思い知ることになるんですよね…。(遠い目w)


脚本は「ジョゼと虎と魚たち」の渡辺あやで
彼女も島根県出身・在中の脚本家さんだそうです。
物語は一貫して、「そら」のピュアでイノセントな視点
から描かれてゆきます。
鑑賞中、このくたびれた中年・岩窟王wが
時折、15歳の少女になったような錯覚wに
陥りながら見入ってしまったのですから
改めて、「映画ってのは素晴らしいなぁ」
と感じずにはいられませんでした。(笑)

これが映画初主演となる
夏帆ちゃん(撮影当時15歳)の演技は
とても自然な上、少女特有の危うさ、清々しさ、
美しさをも感じさせる質の高さで、
非常に印象に残りました。

しかし、その彼女も二十歳くらいになれば
今より更に綺麗にはなっているでしょうが、
どこか世慣れてしまい、こんな初々しさは
出そうと思っても出せなくなってしまう
のではないかと思います。
DVDのコメンタリーの中で山下監督が
「夏帆が25くらいになって電撃結婚
なんてことになったら、酒を飲みながら
この映画を見返したい」と冗談めかして
語っていましたが、あれは本音でしょう。

この作品での評価(31回日本アカデミー賞
新人俳優賞、第29回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞、
第32回報知映画賞 最優秀新人賞ほかを受賞)
もあってか、彼女は今年に入ってから
既に三本の映画に出演しており、
現在は『天然コケッコー』のロケ地でもあった
島根県浜田市周辺で『砂時計』を
撮影中とのことです。


原作は、くらもちふさこの少女漫画とのこと
ですが、漫画にほとんど興味がない僕は、
もちろん、読んだことがありませんでした。
ただ、劇中に登場するエピソードは、
ほとんど原作のままとのことです。

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映画を観た後に、コンビニで偶然見掛けて
立ち読みしましたが、映画を観ていなかったら
正直、興味は持たなかったと思います。
でも絵は繊細なタッチで綺麗でした。
『天然コケッコー』を注文したついでに
やはり気になっていた、
荻島達也監督、成海璃子ちゃん主演の
『きみにしか聞こえない』と、
石井隆監督、久々の"名美シリーズ"である
『人が人を愛することのどうしようもなさ』
の2作品も合わせて注文しました。

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喜多嶋舞、津田寛治 他

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恋愛ファンタジーといった感じの
『きみにしか聞こえない』はソツのないデキ
ではありましたが、『天然コケッコー』を
観た後では、アザトさばかりを感じてしまい…。
まあ、成海璃子ちゃんに免じて60点
というところではないでしょうか。


一方、喜多嶋舞が脱ぎまくった
『人が人を…』には心底ガッカリしました。
もともと石井隆監督の作品を
あまり良いと思ったことはないのですが、
こんな映画を絶賛するヤツの気が知れません。
一言で云えば、クソ映画ですね。

糞を描くにしても
パゾリーニの『ソドムの市』や
ジョン・ウォーターズの『ピンク・フラミンゴ』
には多少の意味やメッセージがあったかも
(ないよなぁ~w)しれませんが、
この映画にはそれすらありません。
ただのニセモノのクソにすぎません。
正直、買わなければよかったと
激しく後悔しました。(苦笑)

ストーリーらしいストーリーもなく、
ただ単に女優の裸やセックスシーン、
性癖が描きたいのであれば、いっそ
表AVか裏AVでも作れ!といいたいですね。
裏DVDのほうが、女優も演出家も男優も
こんな映画より、よほど人生を賭けて
作っているでしょう。(犯罪だもんねw)
人の「どうしようもなさ」についても
あちらは本物ですからw。

喜多嶋舞が女優魂でどんなに頑張っても
若い頃「GORO」のグラビアヌードや
『遠雷』などの映画でお世話になったw
「○田○りの裏流失ビデオ」が
中年男性にもたらした衝撃と感慨には、
到底及ばないのであります。(苦笑)


…汚い話になってしまいましたね。
もう一度、『天然コケッコー』を観なおして
気分をリフレッシュしたいと思いますw。
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[ 2007/12/26 07:43 ] DVD、BD、HD DVD | TB(0) | CM(3)
こんにちは。以前、レッズの書き込みをしたものです。
今回は記事と関係なくて申し訳ないのですが、よかったら教えてください。
初のプロジェクターに挑戦しようと、夏、SONYVPL-AW15を観に行きました。同時に見たSONYVPL-VW50との違いの大きさにびっくりして、買わずに帰ってきました。
15は、格子が気になり、50は映画っぽかったです。
秋に安い60が出たので期待したのですが、映画っぽくなくて、買う決心がつきません。(30万円以上というのもネックです)
それで気になるのが、パナソニックTH-AX200のスムーススクリーンです。
AE500にもついていたと思いますが、映画っぽさはどうでしょう。
映画っぽさの定義があいまいですみません。
長くなって済みませんでした。



[ 2007/12/28 21:48 ] [ 編集 ]
TH-AX200を実際に観ていないのでなんですが、
スムーススクリーンは確かに格子は目立ちません。
ただ、多少、見た目の解像度が甘くなるという
副作用もあります。

それから「映画っぽい」という定義
の捉え方にもよりますが
色数が多く、階調性は高いほうだと思います。
ただ、どちらかというとコッテリと色が乗るので、
好き嫌いは分かれるかもしれません。
特に三世代前のAE900辺りから
どんどん個性的な絵作りになっていますね。
(まあ、画質調整である程度は調節可能ですが)

下のURLはTH-AE900についてのレビューですが
基本的には同じような感じだと思いますので
参考になるのではないでしょうか。

◎西川善司の大画面☆マニア 第54回
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20051013/dg54.htm

フルHDモデルで30万以下ということであれば
三洋のZ2000が現在24万くらいで買えます。
また、格子が気になるということであれば
720pでも液晶モデルよりDLPモデルのほうが目立ちません。

まあ、どちらにせよ、ご自分の目で
デモ映像をご覧になるのが一番だと思いますよ。
このクラスに完璧なモデルはありませんし、
百聞は一見に如かずですので。
[ 2007/12/29 07:28 ] [ 編集 ]
お忙しいのに、さっそくのお返事ありがとうございます。
西川さんの記事を読みました。いろいろ想像してみますが、やはり実際を見なければだめですね。
静岡に住んでおり敬光堂という店が近くにありますが、見たいものを全部比べるのはむずかしいです。
でも、何とか自分の目で確かめて買いたいと思います。
この冬は、藤枝東が全国大会なので、応援のために東京を何度も往復しそうです。三ツ沢の帰りに横浜のアバックにいければと思っています。
高校の初蹴りでは、レッズの長谷部や赤星が見られるので楽しみです。(山田はなかなか来ないようです)長谷部はブンデスリーガに行きそうですね。
これからも、ブログ、楽しみにしています。

「ヘアスプレー」を妻と観に行き感動したので、DVDが出たら買おうと思っていたら、岩窟王さんが早くも輸入版を買ったと知って、すごいなあと思いました。
[ 2007/12/29 17:11 ] [ 編集 ]
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