SUKIYAKI WESTERN DJANGO Cinema Kingdom Blog

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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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SUKIYAKI WESTERN DJANGO

某掲示板で、昔からの映画好きの常連さんに
「最近はディープなハードの話ばかりで」と
言われたので、たまには映画の話でも書きますw。

昨夜、レイトショーで三池崇史監督の
「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」を鑑賞しました。
久しぶりに映画館まで観に行きたくなった
日本映画だったのですが、期待に違わぬ怪作wで
ニヤニヤしているうちに観終わりました。

映画『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』公式サイト
『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』 特集 goo映画
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ :
 三池監督に聞く「ジャンゴ」製作秘話
  - 映画のことならeiga.com

ジャンゴ~さすらい~ 北島三郎 YouTube


すっかり満足して、売店でパンフの代わりに
『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ公式図解』
を購入し、「餃子の王将」で夜食を食べてから
帰宅しました。

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世間の評判はどうなのかと、
ネット上のレビューを読んでみましたら
意外と賛否両論でした。

個人的には、確実に日本映画史に残る作品だと
思いましたけどねぇ。(85点くらいかな?)
まあ、女性には受けが悪い題材かもしれませんがw、
お金もずいぶん掛かったんじゃないですかねぇ。


伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、安藤政信、
木村佳乃、クエンティン・タランティーノ(※)、
桃井かおり、香川照之、石橋貴明など、
主役級の俳優が揃ったキャストは超豪華です。

※タランティーノの出演は、
 彼がプロデュースした『ホステル』に
 三池崇史監督がヤクザ役(ハマリ役w)で友情出演
 (一言、セリフはありましたが、ただのチョイ役)
 した返礼程度の意味で、ほんの顔見せ出演なのだろう
 と思っていたのですが、これが意外と重要な役で、
 セリフも出演シーンもそれなりにあったので驚きました※

タランティーノはもちろん、「SAYURI」の桃井かおり、
「メジャーリーグ2」の石橋貴明辺りの起用は、
海外マーケットも視野に入れてのことかもしれません。
「LIMIT OF LOVE 海猿」の伊藤英明、
「CASSHERN」の伊勢谷友介、
「バトル・ロワイアル」の安藤政信なども
アジアではかなり知名度があるはずですしね。

また、衣装の北村道子さんは、
いつオスカーを取ってもおかしくない、
センスと実力をお持ちだと思いますし、
佐々木尚の美術、セットもそれは見事な出来栄えで、
三池監督の演出も冴えていました。
それよりなにより感心したのが、
撮影監督の栗田豊通さんの仕事ぶりです。
彼は主にアメリカで活躍する名キャメラマンですが、
あんなに濡れたような艶のある色彩は、
邦画ではなかなか出せるものではありません。
特に、暗部の表現は素晴らしかった…。


しかし、「なんで全編セリフが英語で
日本語字幕付きなの?」とか「不真面目」、
「悪ふざけ」、「ストーリーが弱い」なんていう
意見が結構あったのには驚きました。
惣流・アスカ・ラングレーなら「あんた馬鹿ぁ?」
と言うところです。(苦笑)
三池崇史監督がスキヤキ・ウエスタンを撮る、
というだけで、いっぱしの映画好きなら
映画館に行く前に内容は想像出来るでしょうに…。


「DJANGO」は、フランコ・ネロ主演、
セルジオ・コルブッチ監督のマカロニ・ウエスタン
「続・荒野の用心棒」(1966)の原題です。
邦題からすると、セルジオ・レオーネ監督、
クリント・イーストウッド主演の「荒野の用心棒」
(原題「Per un pugno di dollari」、
 英題「A Fistful of Dollars」)の続編のようですが
実際は、まったく関連のない作品です。

その「荒野の用心棒」(1964)は、
世界にセルジオ・レオーネとイーストウッド、
そしてエンニオ・モリコーネ(音楽)の名を
知らしめた、マカロニ・ウエスタンの傑作です。
「続・荒野の用心棒」もまた、その代表作として
知られています。

因みに、若い方は知らないと思いますので
一応、ご説明しておきますが、
「マカロニ・ウエスタン」とは、
「イタリア製の西部劇」のことを指します。
本家アメリカでの西部劇が斜陽となった頃に
残酷さや過激なアクション、お色気を武器に
世界中でヒットを飛ばしました。
ストーリーはあってないようなもので、
その多くはB級映画扱いを受けたものです。

アメリカではこのイタリア製西部劇を揶揄して
「スパゲッティ・ウエスタン」と呼びましたが、
日本では故・淀川長治氏らが提案して
「マカロニ・ウエスタン」と呼称されました。

そのマカロニ・ウエスタンの原点となった作品が
「荒野の用心棒」で、その元ネタになったのが、
我等が黒澤明監督の娯楽時代劇『用心棒』です。
ストーリーもキャラクターもそっくりパックって(※)
おり、海外で始めての黒澤リメイク作となりました。

※制作当時は純粋な盗作だったが、その後、
 裁判になり、東宝・黒澤プロダクションと和解。
 黒澤監督自身は立腹のあまり、和解後も
 終生「荒野の用心棒」を観ることはなかった※

そして『用心棒』は、黒澤監督が敬愛する
西部劇の巨匠、ジョン・フォード監督の作品の
エッセンスを黒澤流に時代劇に翻訳したものです。

その『用心棒』が公開されたのが1961年(昭和36年)で、
この年に大ヒットした名曲が、坂本九の代表作
「上を向いて歩こう」であります。
(作詞:永六輔、作曲:中村八大)

この曲は1963年にオリジナルの坂本九歌唱の
日本語バージョンのままで全米1位に輝きました。
ビルボード誌で3週連続、キャッシュボックス誌で
4週連続1位の全米ヒット曲となり、米国に止まらず、
世界中でヒットしたのです。
東京オリンピックの開催が翌年に迫り、
世界中の関心が日本に集まっていたとは云え、
日本人が歌った日本語の曲が、全米ナンバーワン
になったことなど、後にも先にもこの時だけです。
その時の「上を向いて歩こう」の英題が
『SUKIYAKI』でした。

マカロニ・ウエスタンが生んだスターのうち、
クリント・イーストウッドはご存知の通り、
米国人ですが、彼と人気を分け合った、
フランコ・ネロとジュリアーノ・ジェンマは
イタリア人でした。
イタリア人俳優がアメリカ人やインディアン、
メキシコ人に扮して、(多くは吹替えで)
英語のセリフを喋ったように、和製西部劇でも
「セリフは英語」が自然の流れだと僕には思えます。

『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』は、
『用心棒』と『続・荒野の用心棒』(ジャンゴ)の
ストーリーを基礎にしています。
これに「笑い」の要素がたっぷり盛り込まれている点が
三池流でしょうかw。


ひとかどの映画好きならば、
「SUKIYAKI WESTERN DJANGO」という題名だけで
こういった連想が浮かんで来るはずです。
それプラス、あの三池監督の作品なんですからw
それなりの予測が付かなければ嘘だと思いますが…。


日本人は、全編、荒唐無稽のカタマリのアニメ作品や、
有得ない展開のファンタジーやアクション
アドベンチャー系の洋画が大好きなはずなのに、
こと自国のその手の実写映画に対しては、
どうも評価が厳しくなりがち、という気がします。


調子に乗って、帰宅してからの数時間で、
『ジャンゴスキヤキ&マカロニ・ウエスタン読本』、
ついでに、近いうちに観に行こうと思っている
『グラインドハウス映画入門』の二冊のムック本と、
『続 荒野の用心棒』と『荒野の用心棒 完全版』
のDVDをアマゾンに注文してしまいました。(苦笑)
もちろん、どちらも過去に何度か観ていますが、
録画ビデオのみで、DVDでは持っていなかったですし、
どちらも比較的新しいリマスター版なので、
欲しくなってしまったんですよねぇ~w。
この二本の作品と並んで、
やはりマカロニ・ウエスタンの代名詞になっている、
『夕陽のガンマン』と『続・夕陽のガンマン』は、
安いワーナー(MGM)のタイトルだったということも
あって、とっくに持っていたんですけどね…。
(現在は20世紀フォックスに販売権が移っています)

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この「ジャンゴ」はソニー・ピクチャーズ作品ですので、
ソフト化の際は、ぜひ、Blu-ray版も発売してもらいたい
ものです。


こちらには書きませんでしたが、
夏以降、映画館にまで観に行った新作は
「トランスフォーマー」とこれだけです。(汗)
個人的には「トランスフォーマー」のほうが
よほど中ダルミを感じましたし、笑えないギャグも
けっこう多かったように感じました。
まあ、決してつまらなかったワケではありませんが、
「車好きでSFオタクの高校生・童貞男の妄想譚w」
とも受け取れるストーリーですからねぇ…。(苦笑)
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[ 2007/10/03 17:02 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
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