ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 Cinema Kingdom Blog

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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版

2007年2月 BBS閉鎖に伴い転載

ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版
 2003/09/22 11:18

ROMAN HOLIDAY

ローマの休日
製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 (初回生産限定版)

シネマクラシック ローマの休日


日本盤でもやっと発売が決定した
「ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版」
ですが、僕は今年始めに米国盤で購入済みです。
DVD用にデジタル修復された素材を
日本ではわざわざ劇場でリバイバル公開しましたので
そのため米国より約1年も発売が遅れたのだと思います。


多くの映画ファンにとって、
これほどDVD化が待ち望まれていた作品も稀でしょう。
グレゴリー・ペックとオードリー・ヘップバーンという
完璧な配役を得、ローマを舞台に描かれた現代の御伽噺は、
ローマ観光など夢の夢だった当時の日本の映画ファンにも
現在のお若い映画ファンにも熱狂的な支持を受けています。
もちろん、僕ももう何度となく観た作品です。(涙)


この作品は米国では日本ほどの評価はされていない
という気が長年していました。
例えばアメリカ・フィルム・インスティテュート(AFI)が選ぶ、
「オールタイム米国映画ベスト100」
http://www.afi.com/tvevents/100years/movies.aspx
の100本の中に「ローマの休日」は見当たりません。

しかし、「AFI's 100 Years...100 Passions」
http://www.afi.com/tvevents/100years/passions.aspx では、

1. CASABLANCA 1942
2. GONE WITH THE WIND 1939
3.WEST SIDE STORY 1961
4. ROMAN HOLIDAY 1953
5. AN AFFAIR TO REMEMBER 1957
6. THE WAY WE WERE 1973
7. DOCTOR ZHIVAGO 1965
8. IT'S A WONDERFUL LIFE 1946
9. LOVE STORY 1970
10.CITY LIGHTS 1931

と恋愛映画では堂々、第四位になっています。
となると、単なる僕の思い込みだったのでしょう。

一方、日本人が選ぶ洋画ベスト100ならば、
どのベスト100でもかなり上位に来るはずだと思って、
手持ちの資料を漁ってみました。

ところが、文春文庫の「戦後生まれが選ぶ洋画ベスト100」では
意外なことに選出されていません。
日本の映画評論家、ライターが選ぶ他のベストものを
パラパラ見てもイマイチ受けが悪いようです。
まあ、これは回答者に占める男性の比率が多いからでしょう。
それにウィリアム・ワイラー監督作品と云いますと
『ベン・ハー』という超大作が燦然と輝いておりますので、
その関係もあるのかもしれません。

ただ、同じ文春文庫の「大アンケートによる洋画ベスト150」では
第13位になっています。
これだけ映画ファンに愛されている映画ですから、
女性が選ぶ映画ベスト100だったら、
10位以内になるのはまず間違いないでしょう。


この映画のエピソードと云いますと
有名なのはオリジナル脚本を巡るお話でしょう。
この話はDVDの特典映像でも詳しく触れられています。

この作品の脚本家は公式には
「アイアン・マクラレン・ハンターとジョン・ダントン」
となっています。
しかし、実際にこの脚本を執筆したのは、マッカーシーの
「赤狩り」でハリウッド・テンの一人として干されていた
ダルトン・トランボでした。
彼はハリウッドを追放され、表向きは仕事が出来ない状態
でしたので、友人であったハンターの名を借りて
スタジオにこの「ローマの休日」の脚本を売り込んだのです。

この作品でハンターはアカデミーのオリジナル脚本賞
を受賞しましたが、後年、彼の告白によって事実が明らかになり
アカデミー協会は1993年にトランボの功績を称え、
1976年に亡くなった彼に改めてオスカー像を送りました。

このエピソードを受けて、今回の
「製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版」
の映画冒頭のクレジットでは、
「脚本 アイアン・マクラレン・ハンター ジョン・ダントン」
とある部分を見事なデジタル修正で
「脚本 ダルトン・トランボ ジョン・ダントン」
という文字に差し替えています。(泣けるなぁ)

トランボと云えば、映画ファンには「ジョニーは戦場へ行った」
の監督・脚本、マックィーン主演の「パピヨン」の脚本家
としても有名ですね。どちらも僕の大好き作品です。


この「ROMAN HOLIDAY」という作品自体が、
当時ハリウッドに吹き荒れていた赤狩りに嫌気がさしていた
ワイラー監督が、「アメリカを離れたい」と思って、
全編イタリア・ロケを主張して製作・監督を担当した作品
として知られています。
まだ珍しかった海外ロケにスタジオが難色を示した為、
制作費を抑える目的でスタンダード、白黒作品になったようです。
(う~ん、テクニカラー、シネマスコープの
「ローマの休日」も観てみたかったw)


パラマウントが「ローマの休日」の製作を決定した当初は、
フランク・キャプラ監督、エリザベス・テイラー、
ケーリー・グラント主演で企画されていたと云います。
しかし、キャプラ監督が巨額の制作費を要求した為、
この話は一旦流れました。
もし、キャプラがそのまま監督していたら
オードリー・ヘップバーンは発見されていなかった訳で
作品の印象もかなり変わったものになったでしょう。


「ローマの休日」と云いますと、
武田鉄也主演の「ヨーロッパ特急」なんて映画も
ありましたねぇ。(笑)
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[ 2007/02/24 08:49 ] 王国伝言板ログ | TB(0) | CM(0)
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