橋本忍 『複眼の映像 私と黒澤明』 Cinema Kingdom Blog

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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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橋本忍 『複眼の映像 私と黒澤明』

先日、アマゾンで久々に映画本を物色していたところ
日本を代表する映画脚本家・橋本忍の著作を発見しました!
すかさずクリックし、村井淳志氏著の「脚本家・橋本忍の世界」
も一緒に注文して、続けざまに一気に読み終えました。

「複眼の映像」は、齢90歳に届こうという橋本忍氏自身が
今年になって書き上げた、自伝ともシナリオ論とも遺言とも
受け取れる、非常に内容の濃いものでした。

氏には単独で執筆した、『真昼の暗黒』、『張込み』、
『ゼロの焦点』、『切腹』、『霧の旗』、『上意討ち』、
『白い巨塔』、『日本のいちばん長い日』、『日本沈没』
などの名作がありますが、副題に「私と黒澤明」とあるように、
話題の中心は、黒澤明との出逢いから、
「羅生門」、「生きる」、「七人の侍」における
黒澤、小国英雄氏との共同脚本の執筆作業と
その後の黒澤作品の脚本についての考察となっています。
その他のご自分の作品については『砂の器』と『八甲田山』
について少々と、現在ではカルト視されている晩年の失敗作
『幻の湖』についての記述がある程度で、
脚本家・橋本忍の純粋なファンにとっては、
ちょっと物足りない内容かもしれません。
しかし、黒澤好きにとってはかけがえの無い、
貴重な証言集といっていいでしょう。

クロサワ本は腐るほど持っていますので、
黒澤作品における、複数の脚本家の競作による
シナリオ執筆の過程に関しては、黒澤監督自身や
関係者による証言、研究者の評論などを読んで
ある程度の知識は持っていました。
しかし、黒澤組の脚本家の中で最後の生存者となった
橋本氏自身が語るその内情は、目からウロコの連続で
新鮮な驚きと新たな発見がありました。
黒澤ファン、邦画ファンには必読の書だと思います。


脚本家・橋本忍の世界 村井淳志著
複眼の映像 私と黒澤明 橋本忍著
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[ 2006/10/09 07:32 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
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