「XV-Z3000」感想 Cinema Kingdom Blog
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「XV-Z3000」感想 Cinema Kingdom Blog

映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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「XV-Z3000」感想

「XV-Z3000」を使い始めて10日経ちました。
点けながら寝てしまうことが何度かありましたが(苦笑)、
既にランプ使用時間は80時間を越えています。
休みの日などは何度か睡眠を挟みながら
朝から深夜まで映していましたので無理もありません。(汗)

そんな訳で、
ここまでの感想と満足度を述べてみたいと思います。
※一部、以前書いた「「XV-Z3000」雑感 (06/ 30)」の内容と
 カブっていますが、ご容赦を…。

【チラツキ】

以前、三菱の「LVP-HC3000」の初見レポートで
> 結論として、やはり僕には
> ミドルクラス以下のDLPは向いていないのかもしれません。
> 絶えず画がパラパラしていて不安定な印象が付きまとうのです。
と書きました。

DLPプロジェクタのDMD素子では、
マイクロミラーが人間の目には識別出来ない速さで
ON/OFFを繰り返すことで映像を形成しています。
これにカラーホイールの回転が加わることによって
フリッカー状のパラパラとしたチラツキが
見える場合があるのです。
たまにDLPの映像を観ていて、頭痛やめまい、
ひどい場合は吐き気をもよおす方がいるようですが、
その原因は主にこのチラツキにあるように思います。

テレビ東京のアニメ「ポケットモンスター」の
「光点滅」を見た多数の子どもが痙攣を起こして、
問題になったことがありました。
その事故を受け、現在ではTV各局が
映像や光の点滅の自主規制を行っております。
まあ、カラーホイールによる微かなチラツキを
この「光の点滅」と一緒くたにしてしまうのは、
かなり乱暴な話だということは分かっています。(苦笑)
しかしそれでも
暗い部屋で見ることが前提のホームシアターで
一本、最低でも一時間半はある映画を観る場合に、
例えわずかであっても光のチラツキを感じるようでは、
目障りというだけでなく、健康面にも多少の不安が残ります。

カラーホイールが4倍速の三菱の「HC3000」では
微かですが、そういったチラツキを感じました。
ただ、この「XV-Z3000」では、
幸いなことに、今のところ感じた事はありません。


【カラーブレイキング・ノイズ(カラーブレークアップ)】

DLPプロジェクタを導入するにあたり、
一番心配だったのが色割れの度合いでした。
確かに、このZ3000でも
意識したり、視線を速く動かすと見えます。
しかし、映画に集中していると、ほとんど気にならないか
瞬時なので無視出来る程度で済んでいます。
まあ、黒地に白のクロスハッチ(のテストパターン)
を映してみますと相変わらず虹だらけなのですが…。(笑)


【擬似輪郭】

たまに人肌の頬や首の辺りを中心に「擬似輪郭」を感じます。
しかしこれは、どの単板式DLPプロジェクタでも
多少は感じるものでして、Z3000が「特に多く見える」
という訳ではないと思います。

「擬似輪郭」は、カラーホイールの回転数が
4倍速のものより、5倍速のDLPプロジェクタの方が
見えやすい(※)と云われていますが、そのわりには
Z3000は頑張っている方ではないでしょうか。
ここは搭載しているTI製のDLPチップセット「DDP3020」
のデキの良さが素直に出ているのかもしれません。

※色割れを少なくするには、カラーホイールの回転数を
 上げれば良いのですが、逆に上げれば上げたで、
 今度は階調表現に悪影響が出て、色数が少なくなったり、
 「擬似輪郭」が目立つようになります。

単色や原色の表現は得意なDLPですが、
スムーズな色の階調表現、中間色の色数の多さに関しては
三板式液晶プロジェクターの方が優れています。
例えば、ハイビジョンで観る映画の色数と
同じタイトルのDVDの色数の違い(※)は、
液晶で観ていた時の方が明確に感じ取れました。
(※もちろん、ハイビジョンの方が多い)


【誤差拡散ノイズ】

暗部を中心に乗る、ザワザワとした誤差拡散ノイズは、
特にランプを点け始めた当初は多少目に付きますが、
1時間も経つと安定して来るのか、気にならなくなります。
また、「高コントラスト」モードか「ミドル」モードで
黒を沈めてやれば、余計に気になりません。

ひと昔前にはDLPの色割れとノイズ対策に
NDフィルターを使うことが流行りました。
要するに映像全体のコントラストと黒レベルを
下げることによって、それらの欠点が
目立たないようにしていた訳です。

しかし、コントラスト比がネイティブで「6500:1」あり、
映画館で観る映画以上に黒が沈む「XV-Z3000」では
アイリスを絞ってやれば、NDフィルターなど使わなくても
同じ効果が得られるようです。
そして、NDフィルターにない利点として
白ピークはそのままで黒を沈められるのです。



このように、DLPプロジェクタならではの欠点は
意外なことに、ほとんど気にならない状況です。
これは嬉しい誤算でした。


【使用後の感想】

SHARP「XV-Z3000」では
高いコントラスト比と絶妙な解像度感で
液晶プロジェクタではなかなか表現が難しい
奥行き感、立体感がよく出ます。

液晶プロジェクタは、DLPと比較しますと
問題にならないくらいの速度で、低価格化と高画質化、
設置性の向上、静音性の追及が進んでおります。
液晶の最大の欠点であった「黒浮き」に関しましても
最新機種では、シーン連動型アイリスなどの導入もあって
ヘタなDLPプロジェクタよりも黒が沈む機種まであります。
しかし、シーン連動型アイリスが作り出す
最新液晶プロジェクタの擬似的な高コントラスト比には
まだまだ限界もあります。
特に苦手なのが「暗いシーンが続く作品」の表現なのですが
このZ3000では、そのような作品でも
とても安定した映像を観せてくれます。

また、液晶のその他の欠点である「縦縞」や「色むら」、
「色ズレ」もありませんので、ハイビジョン番組でよく見る
「白バックにカラフルなタイトル文字」などの映像や
青空や雲などの風景描写がとても鮮やかで綺麗です。
三菱の「LVP-HC3000」の基本的な色味は
あまり好みではありませんでしたが、
このZ3000の色調にはほぼ不満がありません。
その上、画素の格子が細いこともあってか、
映像のヌケ(透明度)が非常に良好です。


しかし、不満もあります。
その際たるものは、(以前も触れましたが)
動作音(排気音)の大きさです。
これが最新の液晶プロジェクタ並に静かになれば、
鬼に金棒だと思います。



結局、「案ずるより産むが易し」といった感じ
でしょうか。(苦笑)
もちろん、設置条件やデモ映像を確認した上で、
「これならイケそう」という感触を持ったからこそ
購入に踏み切った訳ですが、購入前の予想以上に
「XV-Z3000」は優れたプロジェクタでした。

結論としては、「大満足♪」の一言です。
連日、DVDにしてもD-VHSテープにしても
目に付いたタイトルを片っ端から再見しています♪



今夏の「HiViベストバイ」の「フロントプロジェクター部門
の「垂直画素数720以下」カテゴリーでは、
予想に反してかなり下位にランクされましたが、
これは投票時期と発売時期との関係が悪かったか、
はたまたメーカーの根回しが足りなかったかw
のどちらか(あるいは両方)だと思います。
個人的には、「65WXGAチップ」搭載の
ミドルクラスDLPプロジェクタの中ではダントツのデキ
だと思いますし、驚異的なハイ・コストパフォーマンス機
だと断言しても良いと思います。
残る問題は、制約がある設置面をクリア出来るか、
どうかでしょう。
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[ 2006/07/07 14:44 ] ホームシアター | TB(1) | CM(0)
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[2009/01/21 20:12] ただいま発散中!!