部屋の広さとホームシアターの関係 Cinema Kingdom Blog
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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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部屋の広さとホームシアターの関係

カカクの口コミ掲示板で、
「20畳のリビングで160インチのスクリーンを使っているが
 プロジェクタをXV-Z3000に買い換えたところ色割れが目に付く」
という質問へのレスを書いたのですが、
部屋の広さとホームシアターの関係について
こちらを訪れているAV初心者の方にも参考になる話かな
と思ったので、加筆・修正の上、転載しておきます。

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20畳で160インチですか…。
その程度の部屋でもお一人かご家族数人程度で
ご覧になるのでしたら、やはり100インチから120インチくらいが
最適なサイズではないかと思うのですが…。
と言いますのも、AVという位ですので
ヴィジュアル面だけでなく、オーディオ機器、
その中でもスピーカーとの兼ね合いがありますからね。


160インチと合わせるとなると、フロントの2Chは
少なくともある程度の大きさのフロアスピーカーを
かなりの大音量で鳴らさないと音の中抜けが起こると思います。
※ここで云っている音の中抜けとは、スピーカー間の音場が
 薄くなることを意味しています。
 例えば、3mの間隔で設計されているスピーカーを
 6mの間隔で設置した場合などに起こります。
 特に小音量で聴いている時には顕著になります。
その上、、センタースピーカーは必須ですし、
やはりかなりのサイズとパワーが必要です。
もちろん、それに伴い、アンプ側にもそれなりの高級機が
必要になります。

2Chスピーカーというのはふたつのスピーカーと自分が
三角形になるように設置して、その頂点かそのやや後方
で聴かないと、収録されている通りの正しい音場にはなりません。
横幅354cmのスクリーンに合わせるとなると
フロントスピーカーの間は約4m程度になると思いますが
となると聴く位置も限られてきます。
6~7mは明らかに離れ過ぎです。


よくスピーカーをメチャクチャな配置
(左右平行ではなかったり、高さが違ったり、角度が違ったり)
にしている方がおられますが、このような配置ですと、
ポップスやロックならまだしも、クラシックや古いジャズなどですと、
楽器の配置がメチャクチャになり、音場感も激しく損なわれます。
(もちろん、ポップスやロックであってもプロデューサーや
 ディレクターが意図した音場や楽器の配置にはなりません)
これでは音楽を聴いているのではなく、ただのBGMです。

5.1ChのDVD、AACであっても
スピーカー設置の基本はフロント2Chにありますから
この法則に従わないと、監督や製作者、
サウンドデザイナーが意図した音場にはなりません。
また、AVの場合は20畳もありますと、少なくとも7.1Ch、
出来れば9.1Chくらいにしないと、横だけではなく
縦方向の音の中抜けも起こるでしょう。

このように、AV両面の条件から、部屋の広さに応じて
適したスクリーンサイズ、適したスピーカーサイズ、
使用すべきAV機器のクラス(広い部屋ほど高級機が必要)
というのは自ずと決まって来るのです。

また、たいがいのAV機器にはその機器を使用する際に
最も高画質・高音質を得られるサイズなり、
部屋の広さ(視聴位置)なり、主なソースなりの
一番おいしいスイートスポットがあり、
それを念頭に設計されていたりします。
プロジェクターのスクリーンサイズで例えれば、
液晶なら80インチから100インチ程度、
DLPでしたら80インチから120インチ程度でしょうか。
また、部屋の大きさで云えば、10万前後のAV機器なら6畳間程度、
20万前後のAV機器でしたら6畳間から通常のリビングまで
と云った感じでしょうか。


よく「狭い部屋でも出来るだけのスクリーンサイズ(大画面)を」
とレスする方もおられますが、そういう方はどのような
オーディオ機器をどのように設置されているのかな?
といつも思います。
フロント2Chの設置に法則があるように、
5.1Ch以上の多チャンネル化をすればするほど
正しい音場にする為の法則は複雑になって行きます。

また、映像を視る位置にも同じように、
方式やソースのアラを感じずに、
臨場感を得られる視野角などの映像の法則があります。
これは、ハイビジョン、DVD、アナログ地上波とVHSと、
主な視聴ソースによっても違います。
先ほども書きましたがハイビジョンの場合で
画面の高さの3倍程度、DVDならそれ以上の視聴距離が必要です。
(まあ、実際はDVDでもHDMIで720P以上にして接続すれば
 3倍程度でも充分イケますし、ハイビジョンでしたら
 映像の高さの2.5倍くらいでも全然OKですがw)

例えば、同じ6畳間でも短辺側にスクリーンを置くか
長辺に置くかで、入るスクリーンサイズは変わりますが
では、大きい方がいいだろうと長辺側に設置すれば
今度は5.1Chの設置に頭を悩ますことになりますし、
アラが目立ちやすかったり、音の中抜けが起こりやすい
超近接視聴にならざるを得ません。
ですから、正方形の部屋以外なら
スクリーンは部屋の短辺側に設置した方が
AV両面で良い結果が得られやすいと思います。
僕の経験から言えば、家具もある部屋の場合、
6畳間でしたら80インチ、8~10畳でしたら100インチ、
12畳以上なら120インチくらいが「上限」ではないでしょうか。
なにも広い部屋だからと言って
ホームシアターに部屋全部を使う必要はない訳ですしね…。



狭い部屋で高級機を使うことは(その機材のポテンシャルを
目一杯引き出せるかどうかは、また別の話ですが)出来ます。
しかし、広い部屋で安物のAV機器を使うことは
ほとんど出来ません。
初心者向けの安い価格帯の製品は、ほとんどが大きくても
6畳くらいまでのスペースで使用することしか
想定していないので、広い部屋で使うとアラが目立って
とても使用に耐えられないのです。
15畳以上の部屋で150インチクラスの本格的なホームシアターを
実現しようと思ったら、AV機器にかかる金額は
最低でも実売価格で200万から300万くらいにはなると思います。
マニアになれば、総額一千万を越える場合も珍しくありません。
広い部屋を使えるということは、一見羨ましい環境に思えますが、
お気楽なカジュアルシアターやなるべく高CPなシステムのシアターを
作りたいと考えた場合は、逆にスペースが足かせになるのです。
僕は貧乏でよかったとすら思います。(苦笑)


まあ、「AVの音はすべてサラウンド・ヘッドフォンで聴く」、
「ヤマハのYSP-1000やBOSEの3・2・1GSXのように、
 擬似5.1Chのサラウンドスピーカーシステムを使う」
というのであれば、少なくともスピーカーの設置には
気を使う必要はないので、スクリーンの大きさも自由
なのですが…。(苦笑)


先ほども書きましたが、
単版DLPでは、画面が大きくなって視線の移動が多くなるにつれ
虹が目立ちやすくなります。
音楽DVDや音楽ハイビジョン番組とは違い、
洋画の場合は映像と一緒に字幕を読んでいますので
どうしても虹や色割れに気付きやすくなります。
特に、ゲーム映像などは視線の移動も倍増しますので
洋画以上に目に付くでしょう。
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[ 2006/06/25 19:10 ] ホームシアター | TB(0) | CM(0)
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