周防正行監督 Cinema Kingdom Blog

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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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周防正行監督

伊丹十三DVDコレクション たたかうオンナBOX
に収録されている「マルサの女をマルサする」、
「マルサの女2をマルサする」の二作は、
無名時代の周防正行監督が構成・演出を担当した
メイキングビデオの傑作として知られています。

二作とも伊丹映画の単なるメイキングに止まらず、
製作現場をつぶさに取材した成果を「映画の創り方」
というテーマで再構築している点が秀逸です。
あまりにも良く出来ているので、どこかの映画学校で
実際に教材として使われているかもしれません。

両作ともこれが初DVD化になりますが、
たぶん単売はされないでしょうから、見たかったら
このDVD-BOXを購入するしかないのがちょっと残念です。


周防監督の監督デビュー作「変態家族兄貴の嫁さん」は
敬愛する小津監督の作品を徹底的に模倣したポルノ映画(笑)
として、今やカルト化しておりますが、
作品のデキ自体は惨憺たるものでした。

その後撮った2本のメイキングビデオで注目された周防監督は、
1989年に本木雅弘、鈴木保奈美の主演の「ファンシイダンス」
を発表し、一躍、期待の若手監督兼、脚本家となりました。

その周防監督の代表作と云えば、なんと言っても
1996年1月に公開された「Shall we ダンス?」です。
社交ダンスを題材にしたこの大ヒットコメディは、
1996年度日本アカデミー賞の全部門で最優秀賞を受賞
するという快挙を遂げ、観客からも評論家からも
高い評価を得ました。
また、公開後に監督とヒロイン役の草刈民代さんが
結婚されたことも大きな話題になりました。
そのハリウッドリメイク版である
Shall we Dance? ~シャル・ウィ・ダンス?~」が
いよいよゴールデン・ウィークに日本公開されます。
監督が「セレンディピティ」、「マイ・フレンド・メモリー」
のピーター・チェルソム、出演がリチャード・ギア、
ジェニファー・ロペス、スーザン・サランドン、
という布陣の作品ですが、僕はひと足早く
米国盤で観ました。

Shall We Dance (Widescreen Edition) (2004)Shall We Dance (Japanese Version) 北米公開用119分版

Shall We Dance (Widescreen Edition) (2004)
Shall We Dance (Japanese Version) 北米公開版(119分バージョン)

基本的なプロットは日本版とほぼ同じで
テーマ曲の印象や主要なギャグもそっくりでしたが、
全体的な完成度や、コンテストに向かう間の高揚感は、
周防版の方が上のような気がしました。
ただ、日本版とは設定が変更された
終盤の妻役のスーザン・サランドンとのシークエンス
の処理は、米国版の方が良かったかもしれません。
(ネタバレになるので詳細を書けないのがツライw)
でも、リチャード・ギアの演技を観て、
役所広司の演技力の高さを改めて感じてしまいましたw。


周防監督の著書に、「『Shall we ダンス?』
アメリカを行く
」という本があります。

『Shall we ダンス?』アメリカを行く

ミラマックスによって全米公開されることになった
『Shall we ダンス?』のプロモーション旅行に駆り出された
周防監督の苛酷なアメリカ珍道中の模様と、
日米の映画界の慣習の違いや、アメリカ公開版の編集を巡る
監督とミラマックスの闘いなどが詳細に描かれていまして、
映画好きには非常に興味深い内容になっています。

その中でミラマックスやアメリカ・カナダのプレス連中が
このオリジナル版に対して述べた感想や疑問の結果が、
今度のハリウッドリメイク版には色濃く反映されている
ように感じました。
つまり、日米の文化の違いや生活習慣の違いから生じる
日本人以外には理解しきれない部分を
省略したり、変更したりして、どの国の人にも
理解されやすいように整理し直した印象があるのです。

まあそれが、自国民にだけでなく、世界中に映画を売る、
ハリウッド・メジャーの戦略なのでしょうが、
オリジナル版に馴染んでいる僕には
どうもイマイチ食い足りない感じが残るんですよねぇ。


とにかく、このハリウッド版の公開に合わせてか、
やっと周防監督の主要作品がDVD化されました。
周防正行 DVD-BOX(5枚組)」、
Shall We ダンス? (初回限定版) 」、それに
ファンシイダンス」と「シコふんじゃった。」で、
いずれも4月8日発売です。

周防正行 DVD-BOXShall We ダンス?ファンシイダンスシコふんじゃった。

非常に喜ばしいことだと思いますが、
値段が高いのが問題ですかね…。(苦笑)

徳間書店と東宝が発売したレーザーディスク版の
「Shall We ダンス?」(廃盤)には、LDには珍しく
周防監督自身と映画評論家2名の計3名による
音声解説が収録されていました。
これがすごく面白かったので、
今度のDVDにも音声解説が収録されているかと
期待しているのですが、どうも収録はされていないようです。(※)
でもまあ、特典ディスクが付きますので良しとしましょう。

※後日追記※
実際はここで触れているレーザーディスク版の音声解説が
そのまま収録されていました。お詫びして訂正致します。


因みに、「Shall We ダンス?」が
六本木ヒルズの「VIRGIN TOHO CINEMAS」で
特別限定ロードショーされるそうです。
期間は3月12日から19日までとなっております。
http://kadokawa-pictures.com/shallwedance/


とても残念で、邦画界にとっても不幸なことだと思いますが、
周防監督はこの作品を最後に映画を撮っておりません。
1997年にこれも傑作の「がんばっていきまっしょい
の共同製作者の一人としてクレジットされてから
ほとんど音沙汰無しになってしまいました。
ファンの一人として一日も早い現場復帰を願っております。


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[ 2005/03/05 19:58 ] DVD、BD、HD DVD | TB(0) | CM(0)
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