キング・コング Cinema Kingdom Blog

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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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キング・コング

このところ、映画ブログというよりは
モロ「旅行ブログ」という感じの記事が続いていました。(汗)
今日は久々に映画について書きましょう。

20日に買い物でマイカルに寄った際に、何気に映画館を覗くと
ちょうど「キング・コング」の開始時間だったので
観て帰ることにしました。


【キング・コング KING KONG】

(C)2005 Universal Studios.
●監督・製作:ピーター・ジャクソン
●脚本:ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュ、
    フィリッパ・ボウエン
●音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
●出演:ナオミ・ワッツ、エイドリアン・ブロディ、
    ジャック・ブラック
●上映時間:186分
「キング・コング」公式サイト

脇役にも注目で、
ベンチャー号の船長イーグルホーン役に
『戦場のピアニスト』でエイドリアン・ブロディを助けた
ドイツ将校を演じたトーマス・クレッチマン、
映画監督カール・デナムの助手プレストン役に
トム・ハンクスの息子、コリン・ハンクス、
オリジナル版にはない船員ジミーの役を
『リトル・ダンサー』では少年だったジェイミー・ベル、
コックのランピー役とコングのモーションキャプチャーを
「ゴラム」ことアンディ・サーキス、などとなっています。


作品のデキとしては、90点といったところでしょうか。
期待が大き過ぎたのか、「最高!満点!」とまでは云えませんが、
充分、及第点をあげられるデキではありました。


これ以前に「キング・コングができるまで 製作日記」と
500円と超廉価な33年度版のオリジナル「キングコング」のDVD
を買って観ていました。


キング・コングができるまで 製作日記(2枚組)
キングコング(1933年版・廉価版)

因みに、「キング・コングができるまで 製作日記」の中で
「キング・コングの続編製作が決定し、全三部作になる」
と語られている部分があり、大いに話題になったそうですが、
これはエイプリル・フールに発表されたジョークとのことです。
なんせ、主役が死んでいるんですから続編は無理でしょうw。



【以下、ネタバレがあります。ご注意下さい】

33年度版と今回のピーター・ジャクソン版では
基本的なプロットはほとんど同じで、
かなり忠実なリメイクと云っても良いと思います。

ただ、背景となる大恐慌時代のニューヨーク市民の描写が
詳細に描かれている点や、
エイドリアン・ブロディ演じるジャック・ドリスコル
の役が、副船長から脚本家に変更されている点、
ナオミ・ワッツ演じるアン・ダロウがボードビル女優で
(オリジナルではエキストラをやったことがある程度の素人女優)
元々、脚本家ジャックのファンであったことから、
ベンチャー号に乗り込む決心をする点、
髑髏島の原住民の描写が、オリジナル版よりも
より凶暴で原始的なものに変更されている点、
髑髏島で登場する恐竜や巨大昆虫が
オリジナル版より多彩でパワーアップされている点、
コングを倒す方法がガス爆弾からクロロフォルムになっている点、
などがオリジナル版より変更されています。
これらの変更は良い効果を生んでいると思います。
特に髑髏島の一連のシーンの演出・構成・特撮は素晴らしく、
文句の付けようがありません。

このようにリメイク版の設定変更の多くは、
作品の完成度をより高めていると思います。
しかし、ピーター・ジャクソン版とオリジナル版との
最も大きな違いである、コングとアン・ダロウの関係性については
オリジナル版の方が説得力があったような気がします。

オリジナル版では、アン・ダロウに対するコングの恋心は
悲しいくらいに一方的でw、完全な片思いです。
アン・ダロウは悲鳴を上げるだけで、終始、かなり迷惑そうですw。
ニューヨークの場面になってからも
恐ろしいからとコングの見世物ショーにも行かずに
ホテルの部屋に居たところを、逃げ出したコングに見付かって、
強引に連れ去られてしまいます。
(この場面は、かなりご都合主義な展開ですがw)
オリジナル版は、コングの一途な恋慕wが、
最後まで報われない点で、より悲劇的なラストとなっています。
最後のセリフはカール・デナム(リメイク版ではジャック・ブラック
が演じている映画監督)の「美女が野獣を殺したのだ」ですが、
だからこそ、観客はコングの死に深く同情するのです。

ところが、ピーター版では、始めこそアンはコングに悲鳴を上げますが
何度も絶体絶命な場面でコングに助けてもらったからか、
髑髏島に居る頃からかなりいい雰囲気wになっていますし、
舞台がニューヨークに移ってからも
アンはコングにかなり感情移入している様子で、
コングの公開ショーに出演しないのも、見世物になっている彼の姿を
見るのは忍びないから、といった感じです。
その後、コングが逃げ出したことを知ったアンは、
わざわざ自らコングの前に進み出て、連れ去られます。
あれではまるで逢引きですw。
つまり、2005年版の両者はどちらかと云えば、両思いに近いのですw。
これではコングの死に対する観客の同情は薄れてしまいます。

ピーター・ジャクソン監督のコングに対する思い入れの深さが
このような設定変更の原因になっているのでしょうが、
僕にはどうもこの関係がひどく奇異に映って、
かなり引いてしまいました。
特にクライマックスのアンの訳の分からない行動には、
「あんな危険を冒してまで、なんで?!、どうして?!、
いったい何がしたいの?!」と、イライラしたくらいです。

ディノ・デ・ラウレンティス製作、ジョン・ギラーミン監督の
76年度版でもジェシカ・ラング(アン)と着ぐるみコングの関係は
オリジナル版に比べますと、かなりいい感じwでしたが、
今回のリメイク版よりはもう少し控えめだったように思います。
まあ、作品のデキ自体は凡作でしたので、今回のリメイク版とは
とても比較にはならない完成度なのですが…w。
ただ、舞台が現代(といっても70年代ですがw)に置き換えられており
コングが最後に登るのがエンパイヤ・ステート・ビルではなくて
今は無き「世界貿易センタービル」である点が、
9.14以降の現在に観ると、また違った感慨を生むかもしれません。
(話は横に逸れますが、ラウレンティス版には
 可動式の等身大コングと等身大死体が登場して話題になりました。
 でも可動式のコングは実際はほとんど動かなくて、
 その上、着ぐるみのコングにあまり似ていなかったので
 短いショットが入る程度であまり映っていませんw。
 でも等身大の死体の方はすごく良いデキで感動しました)

33年度版のコングの顔は、マヌケで愛嬌がありました。
76年度版の着ぐるみコングも同様です。
それに比べると、ピーター版のコングの顔は
粗暴なブ男ゴリラといった感じで、あまり可愛気はありません。
そういう意味では、より「美女と野獣」そのものなのですが、
だからこそ、あそこまでアンがコングに感情移入してしまう点が
奇異に思えてしまうのです。
ピーター版のアンはまるで「ブ男好きのドM女」です。(苦笑)
「美女に届かぬ愛を注ぐ野獣の悲劇」ではなく、
「美女と野獣の純愛wとその悲劇的結末」を描きたかったのなら、
観客も感情移入しやすいように、コングの顔のデザインを
もうちょっと可愛気のあるものにすべきだったのでは?
という気もします。

【ネタバレ終了】


セブンイレブンのドリンクキャンペーンの
「キング・コング」フィギュア全10種をコンプリートしました。



海洋堂製作だけあって、かなり素晴らしいデキです。



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[ 2005/12/22 18:26 ] 映画 | TB(12) | CM(2)
こんにちは、TBさせて頂きます。
私は、オリジナルを見た事が無かったのでどんな様子か知らなかったのですが、
今回のリメイク同様に、髑髏島のお話もあったのですね、全く知らなかったです。
勉強になりました、ありがとうございます☆
[ 2005/12/24 20:42 ] [ 編集 ]
souffleさんだけではないのですが、
こちらからTBしておきながら
ご挨拶もせず、失礼致しました。

また、こちらへのTB、ありがとうございました。

> 今回のリメイク同様に、髑髏島のお話もあったのですね

はい。ちゃんと恐竜も出て来ます。
ところが76年度版には島は出て来ますが
恐竜は出て来ません。

ただ、オリジナル版と76年度版にはあるのに
ピーター版にはないシーンもあります。
それは髑髏島の場面で、コングが指で
アンの服を脱がそうとする場面ですw。
76年度版ではジェシカ・ラングのバストが
一瞬、露わになります。
今回も密かに期待していたのですが
そんなシーンはありませんでした。(苦笑)
ただのオヤジですみません。(汗)
[ 2005/12/25 12:50 ] [ 編集 ]
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 映画「キング・コング」観てきました。防府読売マラソンのコース見学の後、防府駅前のワーナーマイカルです。 ここでは毎年防府マラソンの前日に映画を見ていることは以前にも書いた通りです。 監督は「ロード・オブ・ザ・リング」などを手がけたピーター・ジャクソン。
さてさて、「キング・コング」を観てきました。 スケールがでかいです。 なんたって
「キング・コング」 ピーター・ジャクソン監督作品は、素晴しい出来ばえ。何が一番良いかというと、“キング・コング”の造形が素晴しい。細かな表情、ド迫力の格闘シーン、とてもCGとは思えない。オリジナル版への敬意と、愛情を感じさせる。キング・
[2005/12/23 22:19] わたしの見た(モノ)
●『キング・コング』2005年12月17日。映画チラシ3種目といいつつ実は5種目になります。しかも、全て2つ折B5。その中にユナイテッドシネマ版があります。情報だけで入手はできていませんがいずれ入手して掲載します。今回の最新チラシで問題箇所(音楽担当)...
オリジナルは一切見た事は無いので、比較は出来ません。まだ、映画を観た事が無い頃、キングコングが、NYで暴れる印象があったのですが、『どうしてニューヨークで暴れているのか』という経緯が描かれていますが、それもオリジナルにあったのかな?さて、今回街角でポスター
[2005/12/24 20:40] *A BOUT DE SOUFFLE*
「オレたちは強い」by赤木剛憲それはキング・コングじゃなくって、スラムダンクのゴリだってば・・・「ゴリの穴は、オレが埋める」by桜木花道</fontいや、だから・・・スイマセン、しつこくってm(__)m
「自分がカッコわりィと思うことをオレはやらねー」by坊屋春道どうも、久々の更新です。んでもって、観てきましたよキング・コングKING KONG(story) 1933 年、大恐慌時
「キング・コング」★★★★ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック主演ピーター・ジャクソン監督海図にも無い髑髏(ドクロ)島での映画の撮影。1930年代のクラシカルな雰囲気は何となくまだ、キングコングの居場所を感じられる。ヒロインのナオミ...
[2005/12/27 01:14] soramove
映画公開前にこんな内容のぎっしり詰まったメイキングDVDを作ってしまうピーター・ジャクソン監督さすがです!!もともとこれはキング・コングのファンサイトで定期的に公開されていたものみたいで、それの総集編って感じでした。いや~それにしても大掛かりな撮影ですね
[2005/12/30 16:56] M[エム]
 旧作の「キング・コング」(1933年)は少年時代から大好きで、3回ぐらい観た記憶がある。新作の「キング・コング」を観たが、どうしても思い入れのある旧作と比較してしまう。「旧作を忠実に再現…」と書いているブログ、大絶賛ブログが多いようだが、そうかな、と首
一月一日は実家の八幡浜に帰っていた。 映画デーなので「キングコング」を観に行った
[2006/01/02 17:24] 人圭屋書店
2006年1月22日鑑賞Tagline: The eighth wonder of the world. ストーリー1930年代、大恐慌時代のアメリカは、ニューヨーク。野心的な映画監督カール・デナムは、何とか世間をアッと
[2006/02/04 10:26] アリゾナ映画ログ

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