大きな地図で見る「函館山ロープウェイ山麓駅」前の広い無料駐車場に車を駐めた僕等は、
そこからは徒歩で、「聖ヨハネ教会」、「カトリック元町教会」、
「函館ハリストス正教会」の順に観光して行きました。
聖ヨハネ教会
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函館聖ヨハネ教会トップページ◎
函館聖ヨハネ教会 - 見る - 函館市公式観光情報サイトはこぶらカトリック元町教会


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カトリック元町教会 - Wikipedia◎
カトリック元町教会 - 見る - 函館市公式観光情報サイトはこぶら函館ハリストス正教会




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函館ハリストス正教会◎
函館ハリストス正教会 - Wikipedia◎
函館ハリストス正教会 - 見る - 函館市公式観光情報サイトはこぶらこの「元町教会群」の風景は、
数々の映画、ドラマに「函館のアイコン」として登場しております。
映画好きとして特に印象に残っているのは、
木下恵介監督の「
新・喜びも悲しみも幾歳月」(1986)の一場面です。
加藤剛、大原麗子演じる夫婦の娘(篠山葉子。相手は中井貴一)の結婚式のシーンが
「聖ヨハネ教会」でロケされているんですが、その時に映った、函館港をバックにした、
隣の「ハリストス正教会」の俯瞰映像が妙に頭に焼き付いています。
この作品に登場する函館のシーンは、映画全体からするとほんの僅かなんですけどねw。
で、その、記憶に残っている俯瞰シーンを撮影したのは、
おそらく、「聖ヨハネ教会」と「ハリストス正教会」の間にある「
チャチャ登り」
と呼ばれる急坂の上だと思われるのですが、僕は今回、迂闊なことにその坂を
横目で一瞥しただけで、登らずに帰って来てしまったんですよねぇ・・・。
持参したガイドブックに「ハリストス正教会が一番綺麗に撮れる撮影スポット」と
紹介されていたのを読んでいたにも係わらず、すっかり忘れていたのです。(汗)
「ハリストス正教会」はご覧のように、近くで撮ると全体像が収まらず、
函館山をバックにすると完全な逆光になる時間帯だったこともあって、
撮影にはかなり苦労しました。
あの時、函館湾とカトリック元町教会の一部をバックに
順光で「ハリストス正教会」が撮れるであろう、あの坂の上まで
なぜ行く気になかったのかと、自分でも不思議に思います。
これが今回の北海道旅行で一番の後悔です・・・。
ハリストス正教会の庭から見た「東本願寺別院」
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東本願寺函館別院 - 見る - 函館市公式観光情報サイトはこぶら「ハリストス正教会」を後にした僕等は、
「遺愛幼稚園」の脇を通って、通称「ソフトクリーム通り」を
「
旧函館区公会堂」方向に向かいました。
遺愛幼稚園

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遺愛幼稚園 - 見る - 函館市公式観光情報サイトはこぶら途中、こちらも数々の映画、ドラマ、CMのロケ地となった「八幡坂」を通りました。
漫画では江川達也による『東京大学物語』(アニメ化や実写化もされた)の舞台が
函館の高校で、この「八幡坂」も何度か登場していた記憶がありますw。
八幡坂
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八幡坂 - 見る - 函館市公式観光情報サイトはこぶら真正面に見える、桟橋に係留されている大型船は、「
青函連絡船記念館・摩周丸」です。
1908年(明治41年)から長らく本州青森と北海道函館を結ぶ
大動脈としての役割を担って来た青函航路は、1988年(昭和63年)3月13日、
青函トンネルの開通に伴い廃止されました。
その青函連絡船も過去、数々の小説、映画、ドラマの舞台となりましたが、
映画好きとして最も印象に残っているのは、松本清張の推理小説を井手雅人が脚色、
小林恒夫が監督した、1958年公開の『
点と線』でしょうか。
※追記※
「男はつらいよ」シリーズ好きとして大事な作品を忘れていました。(汗)
青函連絡船と映画と云えば、シリーズ屈指の傑作「
男はつらいよ 寅次郎相合い傘」
(1975年夏公開)を真っ先に挙げるべきでした。

渥美清さん演じる寅さんは、青森でひょんなことから知り合い、
一緒に旅をすることになった船越英二さん演じる兵藤パパと青函連絡船で函館に渡り、
夜の港の屋台で浅丘ルリ子演じるリリーと偶然、再会することになります。
青森、函館、札幌、小樽などで本格ロケを行ったこの作品は、
北海道を舞台としたロードムービーとしても楽しめますが、中でも
本物の青函連絡船で撮影をしている点で、今となっては貴重な作品でもあります。
この作品のことを思い出さなかったのは迂闊過ぎました。お恥ずかしい限りです。(汗)
※追記終了※
ソフトクリーム通り



元町教会群周辺は、港町の高台にある異国情緒溢れる街並みという点で、
横浜の山手町、神戸の北野町、長崎の東山手とかなり近い雰囲気を感じましたが、
隣り合ったごく狭い地域に、プロテスタント(英国聖公会)、カトリック、
ロシア正教の各教会と、黒い大屋根が印象的な東本願寺(浄土真宗・真宗大谷派)
が建っているこの風景は、ここ函館でしか眺められないでしょうねw。
長くなったので続きはまた日を改めます。
>>
函館「旧函館区公会堂」と「旧イギリス領事館」(No.3)へ続く。
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