のぼうの城 Cinema Kingdom Blog

のぼうの城 Cinema Kingdom Blog

映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

2017 09123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 11
HOME > スポンサー広告 > のぼうの城HOME > 映画 > のぼうの城

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

のぼうの城

11月2日(金)から公開中の「のぼうの城」を初日に観て来ました。



(C)2011「のぼうの城」フィルムパートナーズ



映画「のぼうの城」オフィシャルサイト
のぼうの城 - Wikipedia
野村萬斎主演でついに11月2日公開!「のぼうの城」映画化|小学館
【インタビュー】『のぼうの城』W監督・犬童一心×樋口真嗣
  - 映画制作における"苦労以前の話" (1) | マイナビニュース

行田市/忍城

第29回城戸賞を受賞した和田竜の脚本「忍ぶの城」を
筆者自ら小説化した『のぼうの城』(累計175万部突破)を
「ジョゼと虎と魚たち」、「眉山」の犬童一心監督と
「ローレライ」、「日本沈没(2006)」の樋口真嗣監督が
共同で演出した作品です。
戦国時代の武蔵国「忍城」(現在の埼玉県行田市)舞台に、
“のぼう様(でくのぼうの意)”と領民から慕われる城代、
成田長親がわずか500人の兵で、天下統一を目指す豊臣秀吉方
2万の大軍を指揮した石田三成の水攻めに、徹底抗戦する様を
描いています。
出演:野村萬斎、佐藤浩市、成宮寛貴、上地雄輔、榮倉奈々ほか。

2004年から映画化の準備を始めたものの、
日本映画離れしたスケールの大きさから製作が難航し、
脚本の小説化という一大博打に成功したことから
やっと企画が軌道に乗ったという、難産の末に生まれた
作品なのだそうです。
こうやって様々な障害を乗り越え、2010年の夏にクランクイン
して、本来は昨年11月に公開予定でしたが、「水攻め」の
シーンが描かれている事から、東日本大震災の被災者に配慮し、
公開が一年延びておりました。

感想としては、非常に面白かったですw。
戦国時代を舞台にした歴代の娯楽時代劇の中でも
屈指の完成度だと思いました。
準備期間が長かったこともあってか、
和田竜の脚本は希に見る完成度の高さでしたし、
ほぼ全てのシーンを共同で演出したという、犬童一心監督と
樋口真嗣監督の手腕にも大いに感心しました。
観に行く前は、ドラマ部分を犬童監督が、
アクションと特撮関連のシーンを樋口監督が
手分けして監督しているとばかり思っていたのですが、
実際は、同じシークエンスを二人一緒に演出するという
コーエン兄弟のような監督ぶりだったようです。

まず、主要キャラの立ち具合が素晴らしかったですし、
なにより主演の野村萬斎が近年希に見るハマリ役だったと
思います。あの田楽踊りのシーンを説得力と存在感を持って
成立させられたのは、能楽師でもある野村萬斎さんの力が
あったればこそだと思います。
今後、各主演男優賞を独占することは間違いないでしょう。
また、合戦シーンも「一体、どこでロケしたんだ?」
と思う程のスケールでしたし、外連味(けれんみ)たっぷりの
アクションシーンも良かったですw。
史実に基づいた「水攻め」シーンのVFX、描写も迫力最優先
の印象で、行田周辺の地形を知っている者としては、
「あんなに津波のような勢いで浸水するわけはない」と
思ったりもしましたがw、それよりなにより、そもそも
時の「忍城」城代、成田長親の性格付け、のぼう様の
キャラ設定からして、すべて和田竜の創作らしいですから
あまり深く考えずに「史実を基にした戦国娯楽時代劇」として
愉しめば良いと思い直しました。

実際、見終わった後は爽快な気分で、
久しぶりに痛快な日本映画を観たという感慨で一杯でしたw。


舞台となった行田市には映画館がなく、
隣接する熊谷市のシネコンが最寄りの映画館になるのですが、
僕も熊谷駅の改札からすぐの「シネティアラ21」で観ました。
地元ということで、こちらでは初日から2スクリーンで、
約一時間毎に上映しているのですが、それでも大入り状態でした。
また、劇場のエントランスには『のぼうの城』で実際に使われた衣装
などの関連資料の展示も行われていました。(衣装展示は9日で終了)













それから昨日の10日には、犬童一心と樋口真嗣両監督と、
脚本・原作者の和田竜さんの舞台挨拶もあったようです。

鑑賞後、感激のあまり、
パンフとオフィシャルブックを購入しました。



Blu-rayの発売が今から待ち遠しいですw。

なお、映画のエンドロールに現在の行田市の風景が流れます。
作中の描写よりはるかに小振りな「石田堤」や、
三成軍が本陣を置いた、さきたま古墳群の「丸墓山」、
現在の「忍城趾」、佐藤浩市が演じた正木丹波が
合戦の戦没者を弔ふために開いた「高源寺」などが
紹介されておりますので、お見逃し無く。

□Cinema Kingdom Blog 行田に関する過去ログ
日本一広いポピー畑「ポピー・ハッピースクエア」(埼玉県鴻巣市)
『古代蓮の里』(埼玉県行田市)の蓮(その一)
『古代蓮の里』(埼玉県行田市)の蓮(その二)


話のついでに行田名物のB級グルメ「フライ」のご紹介を。
行田を中心に、熊谷、吹上、羽生周辺の庶民に
明治、大正の頃から愛されている食べ物ですが、
僕も子供の頃から、しょっちゅう食べて来ました。
この辺りには数え切れない程のフライ屋さんがありますが、
下の写真は、熊谷星川通りにある小山食堂さんの
「フライ焼きそば(大)」です。





本場行田市内を含め、アチコチのフライ屋に行きましたが、
いまだにこちらの「フライ焼きそば」が一番のお気に入りですw。
ウスターソースと七味をたっぷりかけてカブリ付くのが僕流ですw。
昭和感たっぷりのレトロな内装の狭い店内は、
若い女性には入りにくい印象でしょうがw、
いつ行ってもそこそこお客さんが居る人気店です。


関連記事
スポンサーサイト
[ 2012/11/11 08:20 ] 映画 | TB(0) | CM(4)
わたしも初日に劇場で見ました。
最近は重い時代劇が多かったので、娯楽に徹した純粋な時代劇で楽しめました。

樋口真嗣監督を最初に意識したのは「ふしぎの海のナディア」でしたが、それから「エヴァンゲリオン」を経て、『ローレライ』『日本沈没』があり、今回のが監督作品としては(共同ですが)一番良かった。

ただ「黒澤明ならこうするのになぁ」とか「市川崑なら…」などと邪推してしまうのがわたしの難点です(笑)。

この映画で冷静な武将を演じている山田孝之が、とんでもない役で出ている『悪の教典』をきのう見てきましたが…やはりとんでもない映画でした(未見できたらオススメはできませんが見るべき映画です)。
[ 2012/11/12 09:31 ] [ 編集 ]
>今回のが監督作品としては(共同ですが)一番良かった。
まったく同感です。
こちらで酷評した『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』
http://gank2o.blog5.fc2.com/blog-entry-475.html
http://gank2o.blog5.fc2.com/blog-entry-476.html
の製作時点で、すでに水面下で製作の準備が進んでいたことになりますが、
「のぼうの城」の前に曲がりなりにもw戦国時代を舞台にした
時代劇を撮っていた体験が、今回に活きた感じでしたね。

> ただ「黒澤明ならこうするのになぁ」とか「市川崑なら…」などと邪推してしまうのがわたしの難点です(笑)。

こちらも同感ですが、僕の場合は市川崑ではなくて、
「山本薩夫や三隅研次、小林正樹、深作欣二なら・・・」と考えましたw。
まあ、黒澤さんは別格ですけどねw。

『悪の教典』は原作も面白かったので、
これは今日明日にでも絶対観て来ます。
簡単な感想を書いた以前の記事で、
「邦画でも充分実写化可能な内容でしたから
これ映画化してほしいなぁ。
監督は深作健太か北村拓司、北村龍平あたりに
合いそうな素材ですが、出来れば三池崇史監督でw。」
と書いたのですが、それが現実となってワクワクしています。
ただ、主役が伊藤英明というのは読めませんでしたがw。

http://gank2o.blog5.fc2.com/blog-entry-926.html

[ 2012/11/13 08:21 ] [ 編集 ]
『のぼうの城』は、

●三隅研次なら→90分ぐらいのプログラム・ピクチャーに
●山本薩夫なら→農民の視点から描く社会派作品に
●小林正樹なら→すべてセットでモノクロで
●深作欣二なら→ハンディカムを多用して臨場感たっぷりに

…描きそうですね。ちなみに市川崑ならば合戦のシーンはなしで。話し合いで解決する人間群像劇になる感じです(原作の面影なし…)。

『悪の教典』は『スキヤキウエスタン ジャンゴ』でも伊藤英明と組んだ三池崇史監督らしく、息のあった演出だったように見えました。特に伊藤英明は『海猿』のさわやかイメージを逆手にとった、いいキャスティングだったと思います。


…パゾリーニの”生の3部作”北米盤クライテリオンBOXが届きました。土の匂いのする映画。フィルムの質感が生々しく再現されています。本年マスト・バイの逸品でした。
[ 2012/11/14 00:32 ] [ 編集 ]
 確かに楽しい時代劇でしたね。私も素直に楽しんで見ていました。

 ただ、堤防を決壊させるシーンで、本来は水で敵陣が壊滅する筈のシーンが欠落していたので、何となく物足りなさを感じました。10年も経過すれば「オリジナル映像」が再現されるのでしょうか。
[ 2012/11/15 18:31 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。