「柳家小三治 柳家三三 親子会」(11/9 武蔵村山) Cinema Kingdom Blog
fc2ブログ

「柳家小三治 柳家三三 親子会」(11/9 武蔵村山) Cinema Kingdom Blog

映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

2024 02123456789101112131415161718192021222324252627282930312024 04
HOME > 日常の雑記 > 「柳家小三治 柳家三三 親子会」(11/9 武蔵村山)

「柳家小三治 柳家三三 親子会」(11/9 武蔵村山)

昨日の11月9日(金)、埼玉県と東京都の境にある
武蔵村山市の「武蔵村山市民会館大ホール」で行われた
『柳家小三治 柳家三三 親子会』 に行って参りました。



東京都武蔵村山市は埼玉県所沢市のすぐ南側に位置します。
チケット抽選を申し込んだ時は、距離や位置関係を
あまり深く考えずに「狭山湖の近くならそう遠くはないだろう」
と思って気軽にポチッとやりました。
出来れば、楽な電車で行こうと思っていたのですが、
どんなルートがあるのかと乗り換え検索をしてみましたら、
片道で約2時間半前後(!)もかかることが分かりました。
埼玉県北部にある僕の町から向かうとなると、
大回りを強いられて途中何度か乗り換えをしなければならず、
最寄り駅に着いてからもバスに乗り換える必要があったのです。
そこで今回は、電車を使うのはあきらめました。
(それでも片道、1時間40分程度かかりました。苦笑)

親子会は、午後6時半開場、午後7時開演だったのですが、
少し早めに着いたので近くのレストランで夕食を取り
開場5分過ぎくらいにホールに入りました。

小三治さんがトリの寄席や独演会でよくお見掛けする
柳家喜多八の弟子で二つ目のろべえの「子ほめ」から始まり、
柳家三三師匠は「浮世床」をやりました。
三三さんはここ「武蔵村山市民会館」の小ホールで
定期的に行われている「さくら亭寄席」の常連らしいのですが、
こちらの大ホールでやるのは初めてだったらしく、マクラで
「こんなに立派なホールがあったとは」と笑いを取っていましたw。
中入り後に、いつもは寄席で出囃子を弾いている柳家そのじ
(太田その)の三味線と唄による「寄席囃子」の後、
お目当ての小三治師匠がやっと登場しました。
短い挨拶の後、なんとマクラなしに、いきなり噺に入ります。
それが先月、鈴本で聴いたばかりの「甲府い」だったので、
かなりガッカリしました。(苦笑)
ただ、噺の細部、語り口は10月の「甲府い」から微妙に変化
していて、より練られている印象がありました。

お客さんの帰りの時間を気にしたのかもしれませんが、
小三治師匠が決まったマクラすら振らないで噺に入るのは、
かなり珍しいのではないでしょうか。
長講ならまだしも「甲府い」は35分程度の噺ですから
正直、物足りなさが残りました。
そもそも「親子会」なら二席ずつを期待してしまいます。
この内容なら「一門会」ではないでしょうか?



帰り道、なんでこんなに「甲府い」をやるのかなぁと
思っていたのですが、本日、11月12日(月)、NHK Eテレの
「日本の話芸」で、小三治師匠の「甲府い」が放送される
ことを知りました。
すでに収録は済んでいるのでしょうが、これが原因で
このところ「甲府い」づいていたのかもしれません。


12月21日(金)、銀座ブロッサムで行われる
『柳家小三治 独演会』のチケット抽選に申し込んで
いたのですが、残念ながら落選してしまいました。(涙)
その代わりと云ってはなんですが、12月12日発売の
DVD-BOX『落語研究会 柳家小三治大全 上』の予約をしました。

落語研究会 柳家小三治大全 上 [DVD]落語研究会 柳家小三治大全 上 [DVD]
(2012/12/12)
柳家小三治

商品詳細を見る


落語研究会 柳家小三治大全 上 [DVD]
=====================
商品の説明
内容紹介
「なんでこんなしちめんどくせえ性格に生まれちゃったんだろうね」
五代目柳家小さんに入門して53年。誰しもが認める現役噺家の最高峰でありながら、さらに芸の極みを追い、「落語」をトコトンまで突き詰める柳家小三治。
TBSテレビ主催「落語研究会」(国立劇場)には、すでに注目を浴びていた二つ目「さん治」時代から出演、今回の『大全 上』には、真打「小三治」になって初めて落語研究会に出演した高座(1970年3月23日第25回落語研究会)「提灯屋」から「備前徳利」(2000年9月28日第387回落語研究会)まで、実に小三治30歳から60歳までの30年間に渡る名演22席を収録しております

●柳家小三治[1939年(昭和14年)12月17日東京都新宿区出身]
現・落語協会会長。1959年(昭和34年)五代目柳家小さんに入門。前座名小たけ。1963年(昭和38年)二つ目昇進、さん治に。1969年(昭和44年)抜擢で真打昇進、10代目柳家小三治襲名。2010年(平成22年)より落語協会会長。

●(第5次)落語研究会
昭和43年(1968年)3月発足、八代目桂文楽、六代目三遊亭圓生、八代目林家正蔵、そして五代目柳家小さんというそうそうたるメンバーを主力に回を重ね、ホール落語を代表する落語会に。2012年10月末の開催で532回を数える。 主催:TBS 場所:国立劇場(小劇場)

収録演目:
DISC1
提灯屋 (1970年) 26min.
長短 (72年) 18min.
錦の袈裟 (73年) 23min.
DISC2
宗論 (76年) 20min.
猫の皿 (79年) 25min.
猫の災難 (80年) 48min.
DISC3
景清 (82年) 39min.
禁酒番屋 (83年) 36min.
DISC4
付き馬 (85年) 45min.
鼠穴 (85年) 44min.
DISC5
青菜 (86年) 34min.
出来心 (87年) 42min.
DISC6
馬の田楽 (89年) 37min.
あくび指南 (89年) 27min.
DISC7
味噌蔵 (90年) 45min.
意地くらべ (91年) 37min.
DISC8
富久 (92年) 53min.
寝床 (94年) 45min.
DISC9
居残り佐平次 (95年) 40min.
二番煎じ (95年) 38min.
DISC10
明烏 (99年) 42min.
備前徳利 (2000年) 42min.

*2007年発売『落語研究会 柳家小三治全集』(MHCL36-45)と収録演目のダブリはございません。
*『落語研究会 柳家小三治大全』の「下巻」の発売は、2013年秋を予定しております。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
落語会を牽引する現役最高峰の噺家・柳家小三治の映像集の上巻。TBS落語研究会に残された映像より、真打昇進翌年の高座から60代の映像まで、70年から2000年の30年にわたる高座22席を収録する。ロングインタビューや演目解説を収めた解説書を封入。
=====================

相変わらず、落語のソフトは高額ですが、
脂が乗った時期の師匠の芸を動画で観られるとなれば
どうしても財布の紐が緩んでしまいますw。


若い頃からTVで小三治師匠の噺はよく聴いていましたし、
手持ちのDVD-BOX「落語研究会 柳家小三治全集」も
何度も観返しておりますが、ここ数年の小三治師匠の噺ぶりには
正直、衰えを感じるようになりました。
単純にお歳のせいかもしれませんが、落語協会会長の職務も
原因のひとつなのかもしれません。師匠の体調が心配です。

落語研究会 柳家小三治全集 [DVD]落語研究会 柳家小三治全集 [DVD]
(2007/09/26)
柳家小三治

商品詳細を見る


『落語』がマイブーム(死語?w)
続々到着
落語研究会 古今亭志ん朝 全集 下


こんな具合に、
僕はたまに寄席やホール落語に行きたくなるのですが、
今後は、チケット争奪戦が激しく、会場の混雑もひどい
小三治師匠はちょっと敬遠させていただいて、
若手では一番注目している桃月庵白酒あたりを贔屓にして
行こうかなと思っております。
古今亭志ん朝のファンとしては、実兄である10代目馬生の
お弟子さんの五街道雲助のお弟子さんである白酒師匠の噺ぶりが
いかにも古今亭直伝という感じがして大好きなんですよw。
ただ欲を言えば、もうちょっと痩せてほしいところですがw。


関連記事
スポンサーサイト



[ 2012/11/10 22:38 ] 日常の雑記 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する