映画好きの皆様ならすでにご存じでしょうが、
10月30日(現地時間)に発表になった
「ディズニー、ルーカスフィルムを買収」の報には驚きました。
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米娯楽大手ウォルト・ディズニーは30日、「スター・ウォーズ」などを手掛けた映画制作会社ルーカスフィルムを40億ドル(約3200億円)相当の現金と株式で買収すると発表した。
買収は、現金20億ドルとディズニー株約4000万株によって行う。これにより、ルーカスフィルム経営者のジョージ・ルーカス監督はディズニーの大株主となる。
ルーカスフィルムの特殊効果事業インダストリアル・ライト・アンド・マジックと、音響スタジオのスカイウォーカー・サウンドもディズニーの傘下に入る。
ルーカス監督は、「スター・ウォーズを新世代の映画制作者に託すべき時が来た」「私は常に、スター・ウォーズは私を越えて生き続けると信じており、自分が生きているうちに引き継ぐことが大切だと考えた」との談話を発表した。
ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は電話会見で、スター・ウォーズの新たなシリーズ3部作の第1作目となる「エピソード7」の制作に着手していることも明らかにした。ルーカス氏はこの作品でクリエーティブ・コンサルタントを務めるという。
スター・ウォーズの新作は2005年の「エピソード3・シスの復讐」以来。エピソード7は15年の公開を目指す。
新たな3部作の後も、ディズニーは2~3年ごとにスター・ウォーズ・シリーズの新作を公開していく方針。必ずしも続編に限らず、これまでの作品に脇役として登場したキャラクターにスポットを当てる可能性もあるという。さらにテレビシリーズを制作する可能性にも言及した。
アイガー氏によると、ルーカス監督は数年前から自身の引退に向けた引き継ぎの計画を練っていたという。同監督の今後の作品への関与について、アイガー氏は「彼の意思は引退することだ」と述べている。
※「CNN.co.jp : ディズニーがルーカスフィルム買収、スター・ウォーズ新作に着手」より転載※
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『スター・ウォーズ』新作が2015年に全世界公開へ!
ディズニーがルーカスフィルム買収を発表 - シネマトゥデイ◎
映画/ディズニーが『スター・ウォーズ』を買収
エピソード「VII」を2015年に公開 - cinemacafe.net◎
ディズニーがルーカスフィルムを買収
『スター・ウォーズ』第7作、2015年に公開!? - Fabloid[ファブロイド]◎
傘下の映画会社間で競争激化も
ディズニーのルーカスフィルム買収 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com◎
[FT]スター・ウォーズ買ったディズニーの野望 :日本経済新聞◎
『スター・ウォーズ』が教育に貢献?
ジョージ・ルーカス、会社売却の収益は寄付する予定 - Fabloid[ファブロイド]
ただ、思い返してみますと
ルーカスとディズニーとは、
以前からかなり密接な関係だったとも云えます。
東京ディズニー・リゾートに「スター・ツアーズ」や
「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」がある事からも
その一端が窺えるというものです。
(因みに、ディズニーランドにある「スター・ツアーズ」は
今年の4月2日から改装のため現在閉鎖中。
東京ディズニーリゾート30周年に当たる2013年の5月7日より
「
スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」
としてオープンされる予定)
これで東京ディズニー・リゾートのショップにも
今まで以上に多種多様なルーカス・フォルム関連グッズが
並ぶことになるのでしょうw。
1作目の「スター・ウォーズ(エピソード4 新たなる希望)」
の契約時、20世紀フォックスに対して、
「マーチャンダイス権だけは絶対に譲らない」と主張したことが
今日のルーカス帝国の礎になったという話はあまりにも有名です。
ルーカスは、その権利を含め、生涯をかけて築き上げて来た帝国の全てを
40億5,000万ドルでディズニーに譲り渡したのです。
すでに大金持ちであるルーカスが、
金儲けのためだけにそんなことをするとはとても思えません。
おそらく齢68になり、引退や死後の事を考えるようになって、
映画製作や配給面でのメジャースタジオ屈指の実績はもちろん、
マーチャンダイス戦略にかけても超一流なディズニーになら、
「スター・ウォーズ」の未来と更なる発展を任せられると
判断したのだと思います。
ダースベーダーやC3-PO、R2-D2、ヨーダたちを
ミッキーマウスとそのゆかいな仲間たちのような
いつまでも人々に愛され続ける存在にしたかったのでしょう。
2015年に公開予定だというエピソード7のデキ如何では
どうなるか分からない、多分に楽観的な願望だとも思いますが、
才能の枯渇が囁かれるルーカスにこれ以上「スター・ウォーズ」サガを
好き勝手にされるのは熱心なファンも望まないところでしょうし、
東京ディズニー・リゾートの園内をダースベーダーとストーム・
トルーパー達、帝国軍が闊歩する図を見てみたい気もしますのでw、
とりあえず歓迎すべきニュースとして捉えておきたいと思いますw。
しかし、20世紀フォックスのあのファンファーレではなく、
「星に願いを」で始まる「スター・ウォーズ」シリーズなんて、
違和感ありまくりですねぇ…。(苦笑)
それよりなにより、新三部作の完成を待たずに
こっちが昇天して、自らお星さまになってしまう可能性も
なきにしもあらずですがねぇw。
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しかも売却による収益の大部分は寄付してしまうのですね。
ディズニーは最近でも、マーベルの権利を手に入れて製作した『アベンジャーズ』がメガヒットを記録し、完成間近の『アイアンマン3』も大ヒットするでしょうから、商売は上手いんですね。
しかし一方で、自作の『ジョン・カーター』は大コケしていて不安は残ります。いい監督が付けば『スター・ウォーズ』も面白くなるとは思うのですが、ジョージ・ルーカスが監修のみに留まるというのは、やはりファンからすると不安要素ですね。
何よりも20世紀FOXファンファーレで始まらない『スター・ウォーズ』なんて、ガン・バレルのない007のようなものです。