リアル・スティール Cinema Kingdom Blog

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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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リアル・スティール

「M:i 4」の後は、たまたま上映時間が近かった
『リアル・スティール』を観ました。

名前までは知りませんが、子供が二人で遊ぶ、
向かい合ったプラスティック製のロボット同士が
殴り合う、米国のオモチャがありますよね?
対になったロボットは細長い板の上に固定されていて、
その両端にある引き金かなにかを操作すると
ロボットの腕が交互に伸びる仕掛けで、タイミング良く
パンチが当たって相手のロボットが後ろに倒れたら勝ち
という、結構昔からあるアレですよ。
観る前は、あのオモチャを原案に、製作元のオモチャ屋が
スポンサーになって作られた映画なのかな???と、
勝手に想像していたんですが、調べてみたら
どうやらぜんぜん違うようですね。(苦笑)
なんでも、『アイ・アム・レジェンド』、スピルバーグの『激突!』、
クリストファー・リーヴ主演の『ある日どこかで』などの
原作・脚本家として知られる、リチャード・マシスンの
短編小説、『四角い墓場』の映画化なのだそうです。



「リアル・スティール」オフィシャルサイト

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■ストーリー(あらすじ)
ヒュー・ジャックマン主演、「ナイトミュージアム」のショーン・レビ監督で、
ロボット格闘技を通じて父子が絆を取り戻していく姿を描く。
2020年、リモコンで遠隔操作されたロボット同士が戦う“ロボット格闘技”が大流行。
プロボクサーからロボット格闘技の世界に身を転じたチャーリーは、
スクラップ寸前のロボットを闇試合に出場させて一攫千金を夢見ていた。
そんなある日、離婚のため離れて暮らしていた11歳の息子マックスを預かることになり、
慣れない父子の共同生活が始まるが、廃工場で旧式ロボット「ATOM」を発見したことから
2人の運命が大きく変わっていく。共演に「ハート・ロッカー」のエバンジェリン・リリー、
アンソニー・マッキー。
(「リアル・スティール : 作品情報 - 映画.com」より転載)
============================

積極的に『リアル・スティール』が観たかったわけでは
なかったのですが、これが思わぬ拾いものでした!
なんと、「M:i 4」よりも娯楽映画としてのデキは上だと
感じたのです。

実はこの映画、過去に大ヒットしたあちこちの映画から
適当に切り貼りして作られたのでは? と思えるほど、
どこかで観たようなシーンばかりで構成されています。
映画マニアであれば、物語の大きな骨格やラストの展開は
まんま「ロッキー」だと気付くでしょうし、親子のキャラ設定
からは、元ボクサーとその息子の物語である「チャンプ」や
「オーバー・ザ・トップ」、「ペーパームーン」などの作品が
思い浮かぶでしょう。
前半から中盤までの旅暮らしのシーンも既視感いっぱいで、
美しくのどかな穀倉地帯の中に建つ移動遊園地での描写は、
イーストウッド監督・主演の「ブリンコ・ビリー」などを
思い起こさせますし、見せ物や賭の対象として催されるロボットの
闘いは、「スパルタカス」や「グラディエーター」で描かれた、
古代ローマ時代の奴隷の剣闘士同士による闘いを
ロボットに置き換えただけといった感じでした。

ただ、この作品が凄いのは、そんな、映画的既視感とでも
云うべきところが、奇跡的に欠点にはなっていない点なのです。
とことん先が読めるベタな展開(ある意味、王道w)でありながら、
ここまで面白おかしく仕上げてある点には感心します。
そして物語は興奮と感動のうちに締めくくられるのです。
特にラストの展開は、お父さんだったら号泣必至でありましょうw。
ヒュー・ジャックマン(最近のこの人はホントに良い)の好演と
ショーン・レビ監督の緻密で丁寧な演出の勝利であると思います。

あえて点数を付けるとすれば90点くらいでしょうか。
ディズニー映画ということもありますが、親子、
特に父親が息子と観るには最高&最強の映画だと思いますw。

さて、誉めてばかりでは片手落ちなので、
マイナス10点分の不満点も述べておきましょう。
まず、真っ先に思い浮かぶのは「アトム」のデザインの酷さです。
僕は最後の試合前に外装(装甲)だけはレストアして、
イケてるデザインに変身するのだろうと予想していましたw。
そして、この予想は見事に裏切られました。(苦笑)
廃棄場に埋もれていた旧世代型のロボット「アトム」が、
なぜ、あれだけ特別な強さを持っているのか?
どんなOSで動いているのか? 一体、いつ誰が作ったのか?
等々、すべてが謎のままで終わってしまいましたし、
あのラストから云っても早々に続編が作られるのは確実でしょう。
その際は、アトムの装甲や頭部のデザインだけは
絶対、改良してほしいものです。
(日本のロボットアニメのデザイナーに発注してくれw)


物語や映画としての完成度以外の部分では
映像の美しさが非常に印象に残りました。
カメラマンはJ・キャメロンの大ヒット作「アバター」で
アカデミー賞撮影賞を受賞した、マウロ・フィオーレです。
「アバター」以外では、マイケル・ベイの「アイランド」、
「トレーニング デイ」、「キングダム 見えざる敵」、
「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」、
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」などで撮影監督を務めています。
言うまでもなく名カメラマンですね。

エンドクレジットを読まないで出てしまいましたし、
パンフ等も買わなかったので単なる想像なのですが、
この作品は全編、デジタル撮影だと思います。
おそらく「RED ONE」で撮影されたのではないでしょうか。
「RED ONE」は写真用のフルサイズ・デジタル一眼カメラを
4K解像度/24コマの映画用デジタルカメラとして改造したカメラで、
小型軽量な上、ファームUPも頻繁なことから、現在、
ハリウッドを席巻している話題の4Kデジタルビデオカメラです。
なんせ、プロ用とは云え、元はデジイチですから
比較的低価格なスティル用一眼レンズを装着出来ますし、
本体価格についても既存の映画用デジタルビデオカメラと
較べると、桁違いに安いなど、様々な利点があるのです。
まあ、この「RED ONE」で撮影、云々というのは
僕の勝手な想像に過ぎませんが、とにかく高SNで抜けが良く、
色彩、色調、陰影の描き方も見事な映像だった上に、
音楽やサウンドデザインの印象も非常に良かったので、
BD化が今から楽しみです♪

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[ 2011/12/29 14:14 ] 映画 | TB(0) | CM(3)
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いします。

ご無沙汰しています(ほぼ毎日覗いてはいましたが(^^ )。
おっしゃる通りに面白い映画でしたよね。
本作の撮影ですが御察しの通りHD撮影です。
カメラはソニーのシネアルタを使ったようです。
http://www.imdb.com/title/tt0433035/technical

BDは高画質高音質になりそうで楽しみですね。
[ 2012/01/05 10:01 ] [ 編集 ]
Horkaさん、あけましておめでとうございます。
こちらこそ、本年もよろしくお願い致します。

昨日から出掛けていてお返事が遅れました。

> カメラはソニーのシネアルタを使ったようです。

なるほどぉ~、「IMDb」で調べる手がありましたね。
教えていただいたシネアルタの「F35」は1080/24pカメラですね。
それにしては1080/24p記録とはとても思えない映像でした。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110907_475694.html

ただ、最新機種の「F65」は4Kカメラのようです。
http://www.sony.jp/pro/products/F35/feature_1.html#L2_50

改めて調べてみましたら、「F35」はマウロ・フィオーレが
『アバター』で使用済のカメラ(厳密には「F35」をベースに
ジェームズ・キャメロンが開発した『フュージョンカメラシステム』
が3D撮影に使用されている)なので、得意・不得意のクセなど、
扱いに慣れていたのかもしれませんね。
どちらにせよ、お騒がせ致しました。(汗)

[ 2012/01/07 01:02 ] [ 編集 ]
今晩は。
さらに調べられたのですね。
素晴らしい。参考になります。
マウロ・フィオーレに限らず、このところ有名撮影監督が続々とHD撮影を行っていますよね。
ロジャー・ディーキンズがHD撮影の研究にはまっているので、コーエン兄弟も次回作はHD撮影だそうですし。
という事は、ひょっとしてディーキンスが撮影監督をする『007/スカイフォール』もHDか??と今思って調べたら、やはりそのようです。
http://www.imdb.com/title/tt1074638/technical

シリーズ初のHD映画ですね、これは。

HDになるとフィルムとかなり画調が変わるので、フィルムの質感に慣れている私は、少々戸惑っていますが(^^;
でも最近は撮影機材の質があがったみたいなのと、劇場でもHD上映が増えてきたのとで、HDだから嫌いという事にはならなくなってきましたが。
でもフィルムの方が色気があるなぁ…とは思っていますけれども。
HD撮影で色気のある映像を観てみたいです。
[ 2012/01/08 23:26 ] [ 編集 ]
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