Galileo Galileiがハケると、
10人近くのスタッフによる楽器や機材の撤収と
次のREMEDIOS用の楽器と機材の搬入とセッテングが続く。
スクリーンには「REMEDIOS」の文字。
波の音と電子ノイズで構成されたループ音が響く中、
観客は10分前後、スタッフの動きを
ただ黙って見続けなければならないハメに。
これで「青い栞」で盛り上がった熱は完全に冷める。
同時に日が傾きだしたら急激に気温が下がり始め、
あっという間に観客全員がガタブルな状況に。
これでますます会場は平温以下に。
個人的には、ここで
あの花のWebラジオ「楽屋裏ラジオ ひみつきち」で
茅野さんと共にパーソナリティを務める、ツイこと
アニプレックスの名物宣伝担当、鈴木健太氏に
フジテレビの最終話放送前後にニコ動が生放送した
「あの日聞いたラジオの名前を僕達はまだ知らない。」
特別版で初披露された、ゆきあツイツイ(ゆきあつの女装コス)
姿でご登場願いたかった。
(もちろん、キャストの誰かも一緒ならば、なお良い)
ツイさん他の主要スタッフは、前日・当日のリハで、
ここでかなりの時間がかかるのを知っていたはず。
なら、この間に、物販の売れ行き情報(どのブースの
何が売り切れたか、営業時間は何時までか)を流すなり、
帰りの時間を気にしている電車とシャトルバスの利用客に、
駅行きのシャトルバスは十分な台数を用意しているから
乗り場まで慌てて走らなくてもよい、サプライズも用意
していますので最後までゆっくり楽しんでいって下さい、
的な、観客にとって有益な情報を伝えるべきだったと思う。
野外イベントを企画するのも秩父でやるのも初めてだった
ことで、予測出来なかった面もあるのだろうが、
今回のあの花フェスで唯一残念だったのが、
このただただ無益な10分間だった。
REMEDIOS やっと用意が整って、
REMEDIOSの麗美さんがチェリストと共にまずは二人だけで登場。
その後、バンドメンバーが加わって、「あの花」の挿入歌やBGM、
「Dear Love」「Still...」など全四曲を演奏。
レベルの高い演奏だが、しっとりとした静かな曲調ばかりなので
観客も座ったまま、静かに聴いている。
それぞれの曲の演奏中、ステージ上部のスクリーンには
「あの花」本編の2話の続きから最終話のAパートまでの
ダイジェスト映像が無音で流される。
ライブの進行と共に、オープニングから第1話、第2話から
最終話Aパートまでのストーリーラインをざっと紹介する、
そんな流れの構成になっているのだ。
思わず、ウマい!とほくそ笑む。
途中のMCで、麗美さんが
「あの花」のオリジナル・サウンドトラックの劇伴集完全版が
12月21日に発売されると発表。
話は逸れるが、REMEDIOSと言えば、僕のような映画好きには
1995年公開の岩井俊二監督の代表作、『Love Letter』の音楽を
担当したことで有名。
VIDEO ◆最終話「あの夏に咲く花」Bパート上映 REMEDIOSが退場し、機材の撤収が終わると、
音響付で、最終話のBパート始めからクライマックスの
「見つかっちゃ・・・た」までの本編がノーカット上映される。
会場のあちこちで涙をふく姿や、静かにすすり泣く声。
僕もラスト近く相当やばかったが、そこはいい大人、
どうにか我慢w。
◆朗読劇「めんまへの手紙」 上映後、全キャストが台本を手に登場して
なんと最終話の後日談が朗読劇のかたちで語られた。
手紙を残し成仏しためんまに、それぞれのキャラクターが
返事を書いて、ひとりずつその文面を読み上げ、
最後に、めんまが天国からそれに応えるという内容。
スクリーンには、ひとりに付き数点ずつ(長井龍雪監督の
コンテをもとにキャラデザ・作監の田中将賀さんが書き下ろし)
イラストが映し出される。
中には、田中さんによるツインテールめんまもあった。
朗読は、ぽっぽ役の近藤孝行さんの演技が
神憑っていると思えるほどダントツに素晴らしかった。
聴いてるだけで鳥肌が立った。
一番最後に、涙をこらえてめんまを演じていた茅野さんも
印象に残った。
朗読劇の内容は、keiさんのあの花フェスレポート、
「
あの花フェス レポ -超平和バスターズはずっと仲良し- 後日談の手紙も :: アーバンラボ出張所 」に詳しい(※)。
(※ネタバレ注意)
この朗読劇の脚本を担当したのはもちろん岡田麿里さん。
こちらも当然、あの花フェス用の書き下ろしだ。
なお、2ちゃんへの書き込みなので信憑性は?だが、
会場の招待席に、長井龍雪監督と田中将賀さんと
岡田マリーさんの姿があったとの情報も。
「secret base ~君がくれたもの~」 本間芽衣子(CV:茅野愛衣)、安城鳴子(CV:戸松遥)、鶴見知利子(CV:早見沙織) 朗読劇のあと、かやまろ、とまっちゃん、はやみんが
「secret base ~君がくれたもの~」を生歌で披露。
アレンジを担当したとくさんと古川本輔さんも参加し
10 years after Ver.を振り付きでフルコーラス。
会場、一気にヒートアップ。
かなり暗くなって来た中で、ぽつぽつサイリュームを振る客も。
ただ、この曲もみんな座ったままで聴き入っていた。
【
次の記事に続きます 】
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