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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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「LVP-HC1100」か?「LVP-HC3100」か?

同じ三菱のDLP 720pモデルである「LVP-HC1100」と
「LVP-HC3100」のどちらを買おうか、迷っている方も
いらっしゃるのではないかと思います。
(両モデルの価格差は、現在で約6万円ほどあります)
そんな方のために、両モデルの違いをまとめておきます。


まず、「LVP-HC1100」はカラーホイールが4倍速で、
DMDは、シャープのZ3000や三菱の前モデルのHC3000
に搭載されていた、DarkChip2ベースの「.65WXGA」の
廉価版に当たる「0.62型WXGA」(同じくDarkChip2)を搭載し、
アイリス(絞り)は付いておりません。

対する「LVP-HC3100」は、4倍速と5倍速が切り替えられ、
DarkChip2より高性能な「.65 WXGA DarkChip3」を
搭載しており、アイリスも装備されております。
丁寧に調整した後の画質は実に見事な完成度で、
前モデルのHC3000で感じた不満は払拭されていますし、
Z3000と比較しても癖が無い色調や、見た目のSN比の良さ
などの点で、一歩リードしていると思います。
(Z3000には赤や紅が膨張して見えるクセがあります。
 「カラーマネージメント機能」で調整は可能ですが
 満足のゆく調整をするのはなかなか大変です)

映像処理IC自体は、HC1100、HC3100、シャープZ3000、
HC3000のどれもが同じ、フル10bit処理のIP変換回路と
スケーラーと、12bitデジタルガンマ補正機能に加えて、
色再現性向上技術「BrilliantColor」を搭載した
TI製のDLPチップセット「DDP3020」を搭載しており、
基本的な性能は一緒です。
(ただし、それぞれ微妙な味付けの違いはあります)

動作音は、HC3100とHC1100共に、ランプ低モード時で26dBです。
因みに、Z3000は30dB(エコモード)/33dB(標準モード)と、
三菱モデルと比較すると、ちょっとうるさいです。

DMD自体の性能は、DarkChip3ベースの「LVP-HC3100」
が一番高性能です。
具体的には、よりグリッド(網目)が細くなって、
コントラストが高くなっています。
(デバイスコントラスト比で0.65型/DarkChip2(.65WXGA)の
2,000:1から、2,400:1以上に向上)
ただ、正直、ひと目で分かるほどの違いではありません。
また、アイリスを経た仕様上のコントラスト比は、
HC1100が「3000:1」、HC3100が「4500:1」で、
Z3000が「6500:1」になっております。

カラーホイールの倍速は、主に色割れ(カラー・ブレイキング)
の見え方や、色や明暗の階調に影響を与えます。
階調を重視すれば4倍速の方が有利ですが、
色割れが少ないのは、5倍速駆動となります。
色割れの見え方には大きな個人差があります。
僕の場合は、4倍速モデルでは虹が見えまくりますwが、
5倍速モデルですと、ほとんど気になりません。

アイリスの有無は、コントラスト感や黒の沈み具合、
映像全体の輝度に大きな影響を与えます。
同じ調整値であっても、アイリスを切り替えるだけで
映像の印象は大きく変わります。
つまり、アイリスがある方が、
調整後に得られる映像の幅は広いと云えます。
また、アイリスのない「LVP-HC1100」は
全暗の部屋で映画を観るには明るすぎる印象がありますので
もし導入するのであれば、ND2かND4のNDフィルター(減光フィルター)も
一緒に購入しておくとよろしいと思います。

設置性はどちらも同じように悪いです。(苦笑)
液晶モデルのように便利で手軽なレンズシフト機能や
倍率の高いズームレンズなどはありません。
打ち込み角は急ですし、レンズも長焦点タイプですから
狭い部屋で100インチ以上を望むのは無理かもしれません。
ですから、まず、部屋に設置出来るかどうか、
設置出来るとして、欲しいスクリーンサイズに
なるかどうか、などを購入前に
充分、検証・検討しておくことが必要です。
(シャープのZ3000は、他の720p DLPモデルと比較すると
 短焦点で、打ち込み角も液晶モデル並なので、
 狭い部屋での設置性は三菱よりも良好です)
僕の場合は短焦点でないと設置が厳しかったこともあり
DLPでは事実上、Z3000しか選択肢がありませんでした。


コスト・パフォーマンスで云えば、1100の圧勝です。
シアター用のDLP 720pモデルが11万前後で買えるなんて事は
1100の登場までは、とても考えられないことでした。

ただ、個人的には「LVP-HC3100」のほうに惹かれます。
DarkChip3のDMDを使用していることもそうですが、
カラーホイールが5倍速であることが一番の理由です。
もしデモ映像を観れない状況でどちらが良いか迷っている
というのであれば、色割れが見える心配が少ない
「LVP-HC3100」(またはシャープのZ3000)にしておいたほうが
絶対に無難でしょう。


どちらにせよ、HC1100より高額な分、HC3100のほうが
総合的に高品位であることは間違いありません。
HC1100はあくまでもHC3000の廉価版で、
HC3100のほうはHC3000の改良版です。
ただ、その違いがプラス6万の出費に見合うほどの差かどうかは、
人によって意見の分かれるところだと思います。
6万円と云えば、(安いものを選ぶという前提ですが)
スクリーンに、HDMI端子付DVDプレイヤー、
5.1Chのシアターセットまで、すべて揃ってしまう金額
ですからねぇ…。
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[ 2007/04/10 09:02 ] ホームシアター | TB(0) | CM(6)