追悼 デニス・ホッパー Cinema Kingdom Blog
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映画、国内&海外ソフト、ホームシアター機器、旅行、写真、アニメ「あの花」を肴に綴る徒然雑記

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追悼 デニス・ホッパー

5月29日、デニス・ホッパーが前立腺がんによる
合併症のため、ロサンゼルスの自宅で死去しました。
74歳でした。

デニス・ホッパー - Wikipedia

ポッパー最初期の代表作は、ロック・ハドソン演じる
典型的なテキサス男である大牧場主の父親の期待に
応えたいと常に思いながら、内気さと気弱さ故、
それが出来ないという葛藤を抱えた息子を演じた
『ジャイアンツ』(1956)でしょう。
端役ながら、その端正なマスクと繊細な演技は
私生活での親友でもあった、ジェームス・ディーンと
通じるものがありました。



ただ、彼の名を一躍、世界に知らしめたのは
69年に公開され、やがてアメリカン・ニューシネマの
代表作と呼ばれるようになる、『イージー・ライダー』
(監督・脚本・出演)でありましょう。

しかし、その成功もつかの間で、
70年代から重度のアル中とヤク中になり、
トラブルメイカーだとして映画界から敬遠され、
荒れた生活を送ることとなります。
正真正銘のジャンキーだったポッパーが、70年代から
80年代にかけての、ヤク中だらけのハリウッドで
なぜ生き長らえることが出来たのか、常々、不思議
に思っていました。(苦笑)

そんな彼も1986年公開のデヴィッド・リンチ監督の傑作
『ブルーベルベット』の鬼気迫る変態演技wで
見事、第一線に復帰を果たしました。
中年以降の彼の俳優としてのキャリアは、
この時のフランク・ブース役のバリエーションに
過ぎないと思える程の鮮烈な印象を残す怪演でした。



『ブルーベルベット』以外の出演作では、
『地獄の黙示録』(1979)、『トゥルー・ロマンス』(1993)、
『スピード』(1994)、『ウォーターワールド』(1995)
などでの演技が印象に残っています。
特に、出番は少なかったものの
『トゥルー・ロマンス』でクリストファー・ウォーケンと
丁々発止やり合う場面は圧巻で、素晴らしい演技でした。
数本ある監督作では『カラーズ 天使の消えた街』(1988)が
最高傑作だったように思います。
また、反逆児の印象が非常に強い彼が、
一貫して保守政党の共和党を支持していたという点も
興味深いエピソードであります。

デニス・ホッパーは、良くも悪くも
生き方そのものを全て芸の肥やしにして
表現しているような、希代なる俳優でありました。


末期がんで余命わずかと宣言され
闘病中だったホッパーは、今年の3月26日に
ハリウッドの殿堂「ウォーク・オブ・フェイム」
の星を授与された。
記念式典にはヴィゴ・モーテンセン、デヴィッド・リンチ、
ドワイト・ヨーカムら、多くの友人が駆けつけたと云う。
写真は、授与式に出席した際の幸せそうに微笑む彼と
親友のジャック・ニコルソンである。



ここに謹んで
デニス・ホッパー氏のご冥福をお祈り致します。
合掌…。


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[ 2010/06/06 12:30 ] 映画 | TB(0) | CM(9)
自分はキーファー・サザーランドと共演した「フラッシュバック」が彼の出演作品の中で一番好きです。
確か当時のビデオでーた誌の推薦未公開作品で紹介されていたと思います。
これが本当に面白くて笑えて泣けて…という隠れた名作でした。
ダ○ングして擦り切れるほど見たかも(笑)

国内では残念ながらDVD化はされていませんけど(北米盤はあります)追悼という事で国内DVD化なりWOWOWで放送されて欲しいですね。

ついでにトゥルー・ロマンスのBD発売も早急にお願いしたい所です。
国内では今権利とかどうなっているんでしょうかね。

[ 2010/06/07 23:53 ] [ 編集 ]
「フラッシュバック」という作品は未見ですねぇ。
確かに米国ではParamountからDVDがリリースされていますが
2002年発売で、すでに廃盤のようです。(中古はアリ)
そんなにお薦めされると観たくなりますねw。

> ついでにトゥルー・ロマンスのBD発売も早急にお願いしたい所です。
> 国内では今権利とかどうなっているんでしょうかね。

これも調べてみましたら、国内盤は現在は廃盤ですね。
発売元は「東芝デジタルフロンティア」ですか…。
で、日本公開時の配給は今は亡き「松竹富士」と…。

LDは絶対持っているんですが、DVDはどうだったかな???
と思って過去ログを検索してみましたら、
国内盤は分かりませんが、2002年に米国盤の
「True Romance (Unrated Director's Cut - Special Edition)」
を買っていましたw。
他に、WOWOW放送のHV録画もしているはずです。
アメリカでは一年前にワーナーからBDが出ていますね。
[ 2010/06/08 07:24 ] [ 編集 ]
私は『勝利への旅立ち』も印象に残っていますね。
これでアカデミー賞助演男優賞候補となり、同時に『ブルーベルベット』の怪演もあって、一躍ときの人になったと記憶しています。
写真のニコルソンのシャツは『イージーライダー』の柄ですよね。情に厚い彼らしさを感じます。
[ 2010/06/09 23:54 ] [ 編集 ]
ビデオか何かで観た記憶はあるのですが、
内容はまったく覚えていませんねぇw。
ジーン・ハックマンが主演した映画ですよね。

彼の主演作では、小説版「太陽がいっぱい」の
続編である「アメリカの友人」、「悪魔のいけにえ2」、
「ハートに火をつけて」、「パリス・トラウト」、
「スペース・トラッカー」なども観ていますが、
まあ、ブッチャケ、デキの良い作品は少ないですよねw。

そう言えば、実写版「スーパーマリオ」ではクッパ役でしたが、
あれが一番ひどかったかもしれません。(爆)
[ 2010/06/10 07:05 ] [ 編集 ]
そのDVD持っていますよ~
よろしければお貸ししますのでいつでも仰って下さい。
ちなみにTrue Romance (Unrated Director's Cut - Special Edition)はHAMAさん宅に無期限レンタル中です(笑)
凄く出来がよかったですよね~

WOWOWハイビジョンはとんでもなく最低の画質でしたよ。
東芝の方のDVDは出た当初、機種によってはアスペクト比がおかしくなるという不具合もありました。
まともなヤツが欲しいですね、本当に(涙)
パトリシア・アークエットは今でもWOWOWの霊能者アリソン・デュボアで毎週見てます、嫁さんが大好きなので。
でも全然当時の面影無いです。すっかり逞しくなっちゃって(笑)
一方のクリスチャン・スレイターはもうさっぱりですね…
「ヘザース」とか「忘れられない人」とか良いのもあったのも過去の事です。

そういや、巌窟王さん米盤BDのヘザース持っていましたよね。
[ 2010/06/10 10:31 ] [ 編集 ]
> WOWOWハイビジョンはとんでもなく最低の画質でしたよ。

そうでしたっけ???
意外と覚えてないですねぇ。
わりと普通だった記憶があるんですけど、気のせいかな。

> そういや、巌窟王さん米盤BDのヘザース持っていましたよね。

いや、持ってないですw。
なんでも持ってるって思っちゃだめですよ。(爆)

クリスチャン・スレイターが出演している映画
というと有名どころもけっこうありますが、
それ以外ですと、「フラッド」 Hard Rain (1998)という、
全編、大雨が降り続く水害映画が記憶に残っています。
劇場公開時に見に行き、国内盤のLDと
WOWOW放送のD-VHS録画テープは持っているんですが、
たぶんDVDは持っていないなぁ…。
(因みに国内盤DVDは現在、廃盤になってます)
キャストはわりと豪華で、スレイター以外だと
モーガン・フリーマン、ランディ・クエイド、
ミニー・ドライバー、などなど。
これ、米国では今年の2月にBDが出たんですよねぇ。
カートに入れっぱなしになっているんですが、
今13ドル弱なので、来月辺り買っちゃおうかなw。

デニス・ホッパーの訃報から話が逸れちゃいました。
すみません。(汗)

[ 2010/06/11 07:43 ] [ 編集 ]
ええ?持っていませんでしたか(汗)
なんかジャケ写を見たような気がしましたが番長ところと勘違いしていたかもしれません(^^;

WOWOWのトゥルーロマンスは本当に酷かったですよ。
名ばかりのHV放送でした。
Unrated Director's Cut - Special EditionのDVDと比較したらDVDの方が解像感も色も10倍くらい上に感じられたほどです、こっちはSDなのに(汗)

フラッドは地上波でもよくやっていましたよね。
冒頭でスレイターが「耳毛が生えてるぜ、みっともねーな」みたいなセリフを吐きますが、自分も最近耳毛が生えてきてこの映画の事思い出します。
なんでこんな所から毛が生えてくるんでしょうか。
嫌になります(笑)

って、自分もホッパーから大分ずれました。
監督をやったホットスポットのBDも欲しいですね。
コネリーの美乳目当てですが(汗)
ソフト化されるまではWOWOW版は消せません!
[ 2010/06/11 09:46 ] [ 編集 ]
体毛はぜんぜん濃い方ではないのですが、
確かに中年になると耳毛って生えてきますねw。
歳とってからの黒澤さんなんか、すごかったw。
あれでよく音が聞えるなぁと思うほど、
耳の穴周辺からワサァ~と生えていました。(苦笑)

「ホットスポット」はジェニファー・コネリーの
美乳目当てってのは、この映画を観た多くの
男性映画ファンの真実でしたよね。(爆)
彼女はこの頃、まだ二十歳くらいでしたが
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」、
「フェノミナ」、「ラビリンス」のあの美少女が脱ぐ
ということで、当時けっこう話題になったものです。
それも想像以上に発達していたので…w。
ただ、演技についてはけしてうまい女優さんでは
なかった印象があります。
まさか後にオスカー女優になるとは思いもしませんでしたねぇ…w。
[ 2010/06/13 00:41 ] [ 編集 ]
最高でしたねえ 
デニスホッパーがかつてヒッピーのカリスマだったというニヤリ設定なのも良かった 
劇中で流れるジミヘンがまた良かった
当時キーファーのファンだった流れで観ましたが
彼の作品としても屈指の快作だったと思います
[ 2010/06/17 13:35 ] [ 編集 ]
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